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■学会発表は就活でアピール可能?
■使えるとしたらどんな活用方法が?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
ここで解説する『学会発表を就活でアピールする方法』を試せば、就活で周りのライバルと差が付き、内定率がアップするでしょう。
なぜなら当記事では、製薬・食品など多業界の研究職から内定をもらった僕が『自分ならこうアピールする』という内容を徹底解説するからです。
記事前半では『就活で学会発表がアピールに使える理由』を、後半で『学会発表をアピールに活用する方法』を説明しますね。
この記事を読めば『学会発表ってアピールしていいの?』『どうやってアピールすればいいの?』という疑問はなくなるので、是非じっくり読んでみてください!
当記事は数分で読めるので、是非ともどうぞ!
目次
就活で学会発表がアピールに使えると思う理由3選
僕が『学会発表は就活でアピールに使える』と考える理由は以下の通りです。
順々に説明していきますね。
学会発表数が多いほど『研究力』としてアピールできるから
学会発表数が多ければ多いほど『研究力』をアピールできます。
なぜなら学会発表した研究の質はさておき、『学会は行けば必ず何かしらの学びがある』と考えるからです。
例えば、学会発表すれば以下のような学びがあります。
次からは~
- わかりやすい資料作成をしよう
- 聴衆が聞きやすい話し方をしよう
- 色々な研究者と親睦を深めよう
- 担当する研究領域の知識を深めよう
- 担当する研究領域の競合をチェックしよう
- 学会で得た知見を活かして新しい何かにトライしよう
研究において『学会でしか得られないもの』は多々ありますので、その場数を踏めば踏むほど研究力は伸びます。
あと僕自身の実体験ですが、実際に面接で『学会ってどれくらい行った?』と聞かれたこともありました。
自分の発表数(4回)を答えたところ『お、けっこう多い。研究頑張ってるね。』と言ってもらえたことも。
これらの理由から『就活において“学会発表数”は武器になる』と考えます。
どんどんアピールしていくのが良いですね。
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優秀賞(ポスター賞など)はESや面接での説得力を高めるから
学会発表数に加え、『優秀賞を受賞した』という実績はESや面接での説得力を高めることが可能。
例えば理系学生は『ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)』で研究を挙げる方が多いと思います。
もしそこに『優秀賞』という受賞歴があれば、ライバルとの差別化ができますよね。
①(中略)~その結果、学会発表を3回行うことができた。この結果から私は~
②(中略)~その結果、学会発表を3回行うことができ、うち2回は優秀賞を受賞した。この結果から私は~
ただし、
『優秀賞は、その学会で権威をもつ教授のラボにいる学生が獲りやすいから意味がない』
と考える人も中にはいて、実際にそう主張する人を見たことがあります。
確かにそれもあるかもしれませんが、そのラボの学生が全員受賞しているわけではないですよね。
優れた発表をしたから受賞できたはずで、それは評価されて然るべきかなと。
それゆえ学会発表、特に優秀賞という実績は就活でアピールできると考えます。
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グローバルに活躍したいとアピールできるから(国際学会限定)
国際学会に参加したことがある就活生限定ですが、学会発表は『グローバルに活躍したい』とアピールする際にも活用可能です。
例えば「これまでで一番失敗したと思ったことは?それをどう克服して成果に繋げた?」というES設問に“国際学会発表経験”を使う人がいました。
(修士で国際学会を経験し、博士で2度目の国際学会を経験した人の例)
初めての国際学会発表で、全く英語が話せず議論にならなかった。
↓
元々は「将来を見据えて海外経験を周りよりも早く積みたい」という一心で挑戦したが失敗。
↓
“研究で求められる”語学力が根本的に足りていないことを再実感。
↓
①:基礎から徹底的にやり直すために研究以外の時間を全て「語学勉強」に費やした。
②:留学生と交渉し、英語による研究ディスカッションを毎日1時間以上実施した。
↓
2度目の国際学会でYoung scientist poster awardを受賞
↓
この経験から得た継続力・語学力が私の強みであり~(略)
上記はあくまで一例ですが、例えば国際学会発表経験は以下のような設問にも使用可能です。(簡単な流れも)
- 努力して達成したことは?:語学力の大幅な向上
国際学会で大失敗→語学勉強に特化→TOEFL○○点&トリリンガル化 - どのような研究員になりたいか?:海外との橋渡しができる研究員
国際学会経験→海外の最新研究を理解し、自社に取り入れられる人財になりたい。
このように国際学会発表は、R&D職で求められる“語学力”や“海外勤務意欲”を企業側にアピールするために活用できます。
特に修士課程で国際学会経験を積んでいる人は珍しいと思うので、もしあなたがその経験を持っていたら積極的にアピールするのが吉!
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学会発表を就活でアピールする時の使い方2つ
学会発表を就活でアピールするなら、以下の2つの使い方があると思います。
- 何らかの努力で得られた結果の“定量的な証明”として活用
- 何らかの行動を起こした“きっかけ”として活用。
何らかの努力で得られた結果の“定量的な証明”として活用
まずは学会発表を業績として、すなわち結果の凄さを表す“定量的な証明”として活用する方法です。
例えば以下の設問で学会発表を活用することができます。
- ガクチカ(研究):研究での努力を証明する定量的な結果として
- 自己PR(研究):同上
学会発表(国内外発表数・受賞数)は専攻が異なれば比較が難しくなりますが、同専攻であれば比較対象として1つの指標になります。
それゆえ“研究”をガクチカや自己PRに使いたいという方は、学会発表を積極的に活用すると良いでしょう。
何らかの行動の“きっかけ”として活用。
学会発表は『何らかの行動のきっかけ』として、ESでも面接でも活用することが可能です。
例えば実際に僕が見てきたESの中で、学会発表を以下のように活用する就活生もいましたね。
■『学生時代で最も印象的な出来事は?』という設問に対して
初めての学会発表で研究に対するモチベーションが大きく上がったこと。
↓
学会経験前よりも1日の研究時間が平均1.5倍に増え、その結果として筆頭著者論文を○○本投稿した。
■『研究であなたが普段意識していることは?』という設問に対して
新しい知識を“自ら積極的に”入手しに行くこと。
↓
学会参加は自分で論文を探して読むよりも多種多様な知識を得られることがわかった。
↓
指導教官にお願いして○○種の学会に参加して知識を取り入れ、その経験から研究室テーマを▼▼個提案して採用された。
何かの行動のきっかけにする書き方は、学会での成果があってもなくても書くことができます。
『学会で得たことは多いけど成果がないんだよな…』と書き渋っている就活生は、こういう使い方も試してみてくださいね!
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就活でのアピールに役立つESを参照・作成したいなら
『学会発表を就活でアピールするなら?』について解説しました。
もし『もっと色々な例を知りたい!』なら、僕が就活生時代に使っていた『就活ノート』という就活サイトはおすすめ。
実際に内定を得た就活生が通過ESを公開してくれているので『学会発表のアピールの仕方』についても有用情報が見つかりますよ。
\優良ESを真似するならココ!/
就活で学会発表をアピールする術はいくらでもある!
上記で紹介した『就活で学会発表をアピールする方法』を意識してもらえれば、学会発表を就活での武器にでき、アピールができるようになりますよ!
最後にもう一度だけ復習しましょう!
就活で学会発表がアピールとして使える理由
- 発表数が多いほど『研究力』としてアピールできるから
- 優秀賞はESや面接での説得力を高めるから
- グローバルに活躍したいとアピールできるから
学会発表を就活で活用するなら
- 何らかの努力で得られた結果の“定量的な証明”として活用
- 何らかの行動を起こした“きっかけ”として活用。
これから就活を控える学生さんは、当記事の内容を一発で理解するのは難しいかもしれません。
しかし就活を経験していくと『なるほど、そういうことだったのか』とわかるようになるので、ぜひ繰り返し読み直してもらえると嬉しいです!
学会発表のアピール方法を理解した後は『就活ノート』や『Unistyle』を活用してES参考例から書き方を勉強してみてください!
というわけで当記事は以上です。
なお研究職に就きたい方、『研究職の実態(リアル)』に興味がある方は、ぜひ以下の2記事にも目を通してくださいね!
■修士卒の自分がなぜ多分野の業界の研究職に内定をもらえたかのか?
■研究職は実際どんな感じなのか?
を余すことなく解説した記事をまとめております!