○こんなに頑張っているのにどうして自分は認めてもらえないのか?
○自己評価と他者評価との乖離がある気がして悩んでいる。
○こういったズレやギャップを埋める方法は?
当記事では以下の疑問・悩みに答えます。
本記事の内容
- 自己評価と他者評価が乖離している例
- 他者評価が低い原因
- 自己評価と他者評価のズレ・ギャップを埋める方法
- 頑張る方向性がわからないならまず動け
大手企業でサラリーマン(研究職)をしているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
「頑張ってやっている」と自分では思っていたことに対して、超優秀な先輩から「そんな少ない量しかできないとかやる気あるんか!」とシバかれた経験があります。
今回の記事では「自己評価と他者評価のズレ・ギャップ」に関して、大学時代の超優秀な先輩からもらったアドバイスを皆さんに共有します。
せっかく努力しているのに認めてもらえないと思っている方は、ぜひこの記事をご一読ください。
- 頑張っているのに評価が伴わず悩んでいる方
- 「頑張っているね」と周りに言ってもらいたい方
- 周りと比較して勝手に落ち込んでしまう方
目次
自己評価と他者評価が乖離している例
自己評価と他者評価が大きく乖離していると突き付けられた経験を持つ人はそんなにいないんじゃないかと思います。
具体的がないとわかりにくいと思うので、僕が研究室時代に先輩に言われたことをご紹介します。(一部フィクションあり)
~飲み会の席で~
自分 先輩、最近ぼく悩んでることがあるんです。
先輩 お、悩みなんて珍しいな。どうした?
自分 最近同期が順調に成果出しつつあるのに、僕だけ成果ゼロで辛いんです。
先輩 …。
自分 なんで僕こんなに実験して頑張っているのにうまくいかないんですかね。才能無いのかな…。
先輩 …ごめん!ちょっと言わせてほしいんだけど。え、お前って頑張ってたの?あれで?全然やってないからやる気ないんだと思って見放してたわ。あれで全力だっていうならもっと早く言えよー。アドバイスしたのに。
上記の例のように、自分は頑張っているはずが周りからそこまで認めてもらえていなかったというのが「自己評価と他者評価の乖離」ですね。
では乖離が起こる原因にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
他者評価が低い原因

頑張っているのに周りに認めてもらえない場合は、こんな可能性が考えられます。
- そもそも周りからそんなに「頑張っている」と思われていない
- 頑張る方向性がずれていることに気付いていない
順々に見ていきましょう。
そもそも周りからそんなに「頑張っている」と思われていない
あなたがどれだけ頑張っていても、周りがあなたの頑張りを知らなければ認めようがありません。
例えば仕事を例に挙げると、昼前に出社して深夜に帰るというような仕事リズムでやっていては「あなたの頑張りを見ている人」が夕方以降いなくなってしまいます。
その場合、19時に帰ろうが23時に帰ろうが他の社員はわかりません。
このように、あなたの自己評価と他者評価が乖離してしまうのは「努力量を周りが知らないから」かもしれませんよ。
頑張る方向性がずれていることに気付いていない

あなたが本当に「周りが求めているタスク」をしっかりこなせているのかを考えたことはありますか。
どんなにあなたが頑張ったとしても、そんなの求めていないんだけど…と思われてしまっては意味がありません。
もしかしたらその「周りが求めていないタスク」を継続すれば、差別化できる強みになるかもしれません。
ですがそこに至るまでは辛い道のりです。
あなたの頑張りが認められないのは、周りの期待とずれているからかもしれませんよ。
自己評価と他者評価のズレ・ギャップを埋める方法

ではどうやって自己評価と他者評価のズレ・ギャップを埋めればいいのでしょう?
それには色々な要素があると思いますが、僕はただ1点しかないと感じています。
「お前頑張りすぎだ。少し休め」と言われる作業量をこなす
実体験を踏まえて解説します。
「お前頑張りすぎだ。少し休め」と言われる作業量をこなす

周りの人間に「頑張っている」と思われるためのハードルは予想以上に高い、ということを僕は先輩からのアドバイスで気づきました。
確かに僕も「先輩や後輩がどれくらい頑張ってるのかを具体的に語れ」と言われてもできません。
他人の努力なんて普通に生活していたら視界に入ってこない。
「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、それくらい突出しないとそもそも興味すら持たれないということに気づきました。
先輩のアドバイスを真摯に受けとめ、そこから僕は狂ったように研究に打ち込みました。
土日休日という概念無し。
朝早くから、夜は日付が変わるまで研究。
周りが遊びに行っている間に自分は論文を読み貯め、実験する。
体が多少壊れても「若いうちは何しても死なない」という思考で自分の体にムチを打つ
地獄のような3年間でしたが、そのおかげで修士卒の身でありながら筆頭著者論文を複数投稿できたのは良かったと思っています。
大学によっては筆頭著者論文1報で博士課程が取れる?という話も聞いたことがあるので、少なくとも修士の間に博士課程卒業に匹敵する成果を出せました。
これは数少ない僕の誇りの1つ。
「あいつは頭がおかしい」と思われるくらいの努力、あなたは人生でどれくらいしたことがありますか?
異常だと思われるほどの努力は嫌でも周りに伝わります。
他者に認めてもらう方法論を模索するのではなく、まずは自分が圧倒的な努力をすること。
そうすれば周りからの評価はあとからおのずとついてきますよ。
頑張る方向性がわからないならまず動け

周りに認めてもらえるように自分を変えたい…!
そう思っている人は多いはず。
- とはいえ方向性が定まっているわけでもない…
- だから何か始めようとする気持ちも起きない…
そんなときは、合っているか間違っているかの答え合わせを先送りにして体を動かしてみましょう。
その体の動かし方として、何でも良いので「30日間、毎日続けてみること」をお勧めします。
余談ですが、僕が好きな英語プレゼンTEDにこんなトークがあります。
3分程度と短くて聞きやすいのと、かつ非常に本質的なことを話しているので、僕は定期的に聞き直しています。
ここで話していることは以下のようなことです。
- 30日間、毎日続けることができたことは習慣として自分に定着する。
- 続けるべきは「自分にとって些細なこと」。例えば30日間砂糖を絶つという厳しいチャレンジは、たとえ達成できても31日目に反動が出るだけ。(習慣にならない)
- Give it a shot!(とりあえずやってみよう!)
コツコツできること、かつ適度な負担で。
そして絶対な不可能なことではないことをやる。
頑張る方向性がわからなかったとしても、とりあえず動いて継続すれば何かしらの強みを創ることができます。
仮にこれを1年間続けることができれば、1年前の自分と比べて間違いなく大きく成長しているでしょう。
どれくらい頑張ったら他者は「あいつは頑張っている!」と認識するか。
これは人によって全然違いますが、周りから認めてもらうには少なくとも「自分に対して厳しくすること」が必須。
自分に対して甘い人は「まあいいか」という思考に縛られがちになる。
それは仕事でも適当な結果を生みがちになるし、周りに対して不満も溜まりやすい。
なぜなら「認めてもらえない」と被害者思考になるから。
まあいいか そんなおまえは もういいや
僕がまだ研究を怠けていた時、超優秀な先輩に言われたことです。
この言葉をあなたに共有して、本記事は以上とさせていただきますね。
ではでは。