◯大手企業に入れたけど、今後このまま安泰とは思えない。
◯最初に入社した企業で生涯働き続けるというモデルはもう通用しないよね。
◯労働環境は良いけど万が一のリスクに備えたい。
本記事では上記の不安や価値観に答えます。
✔ 本記事の内容
- なぜ会社を辞める気がない若手が転職サイトに登録すべきなのか?
- 社内でしか通用しない人材になってはならない
- 会社に貢献したいという忠誠心と万が一のリスクに備える心は共存できる
- 自分の市場価値を客観的に把握するために転職サイトを利用せよ!
大手企業で研究職に従事しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
大手企業の優秀な社員たちの背中を追いながら「自分も負けるか」と日々研鑽中。
と同時に、この会社はこれから10年後も存続しているのか…?と不安に思っています。
最近では下記のように大手企業も苦戦していますし、とても他人事とは思えません。
そこで本記事では「辞める気が全く若手社員でも転職サイトに登録すべき」ということを解説します。
結論から言うと、自分の市場価値を客観的に把握し続ける意識・ツールを持てということ。
そのために転職サイトを活用せよ、ということですね。
- 大手企業に入ったけど将来が不安という方
- 「社内だけしか通用しない人材」になりたくない方
- 今の企業が好きだけど万が一リスクにも備えたいという方
目次
なぜ会社を辞める気がない若手が転職サイトに登録すべきなのか?
僕がこう思うようになったのは、知り合いのアドバイスがきっかけです。
それに関して、こんなツイートをしました。
「今の会社を辞める予定が無い若手社員こそ転職サイトに登録しろ」ってアドバイスがめちゃくちゃ響いた。
その目的は「自分の今の市場価値を客観的に知ること」にあると。
これからの世の中、1社で定年まで働くとか厳しいだろうし、自分の将来のためにも転職サイトに登録してみようかな。
— くりぷとバイオ@研究職×投資家 (@cryptobiotech) February 3, 2019
「今の会社を辞める予定が無い若手社員こそ転職サイトに登録しろ」ってアドバイスがめちゃくちゃ響いた。
その目的は「自分の今の市場価値を客観的に知ること」にあると。
これからの世の中、1社で定年まで働くとか厳しいだろうし、自分の将来のためにも転職サイトに登録してみようかな。
「今の会社を辞めるつもりはない」と考えていたら普通は転職サイトなんて無縁と思いますよね?
僕も正直、転職サイトなんて1ミリも興味がありませんでした。
しかし、その知り合いにこう言われたことでハッとしました。
じゃあお前、今の自分がどれくらい市場価値あるのか理論的に説明できるの?
お前の今の実力で、今の給料が妥当だと説明できる根拠は?
僕は自分自身で「これからは1社で生涯働き続けるなんて厳しい」と思っています。
だからこそ若いうちに周りと差をつけるべく、研究にも全力で取り組み休日は遊ばずに副業(ブログ・投資)もやってます。
これもすべては自分自身の価値を高めるためですね。
でも、そんな意識高い系のやつが自分の市場価値がどれくらいなのか客観的に説明できないんですよ。
滑稽だと思いませんか?
自分の価値を理論的に説明できないくせに、実力を向上させようとか言ってたわけです。
正直、ゾッとしました。
実力って何?
何に対する実力を磨くつもりなの?
「自分の努力が市場価値とは全く関係しない無駄な努力だとしたら…?」
社内でしか通用しない人材になってはならない

昔は終身雇用もあり、1社で働き続けることができました。
が、今のご時世そんな甘いことを言っていられるほど企業は余裕じゃないですよね。
この記事を読んでいるあなたも当然、5〜10年後に転職している可能性は大いにあります。
たとえそれが望んでいないものだったとしても。
社内事情精通マンではなく、世界どこでも活躍できる人材になれという話

AさんとBさんは仲が悪いから気をつけろ
その話をするならCさんが良いぞ
みたいな感じで、社内事情にめちゃくちゃ詳しい方ってどこの企業にもいると思います。
正直、こういった方々は本当にすごい。
周りのことをよく見ていないとこういうことはわからないし、長く会社にいるからこそ可能な芸当。
非常に社内で重宝される存在のはずです。
僕も含め、今の若手社員は社内精通マンを目指さない方が良いです。
なぜなら、これからは会社を超えて活躍できる人材がより価値を帯びるようになるから。
これは何も僕だけの意見ではなく、ほかのメディアでもささやかれていることですね。
社内でしか通用しない人材になってしまったら、今後厳しくなることは明白です。
会社に貢献したいという忠誠心と万が一のリスクに備える心は共存できる

若手社員が転職サイトに登録、なんて話を聞くと絶対にこう言ってくる人がいます。(社内でバレたら)
- 転職サイトに登録するなんて会社に対する裏切りだ!
- あいつは会社に対する忠誠心が欠けている。
- あいつは辞める予定あるから出世はなしだな。
こういう不安を考えて「登録するのはやめておこうかな…」と思うのも気持ちはわかります。
が、そんな意見は気にしなくてOKです。
その理由は、会社に貢献したいという忠誠心と、万が一のリスクに備える心は両立できるから。
これがどういうことかというと、下記のことを考えると良いです。
- その会社で成果を出さないと結局次の転職もうまくいかない
- 会社は社員のことを気にせずに平気で組織編成する。でも社員は守りたい。
順々に説明しますね。
今いる会社で成果を出さないと結局次の転職もうまくいかない

よく今の会社が嫌になって仕事を辞めるという話を耳にします。
ブラック企業だから辞めるなど、理由は様々です。
が、元々の会社で業績に書ける成果を出さずに転職を希望しても、良い企業があなたを欲しがるでしょうか?
転職市場はニーズとニーズのマッチングであり、ブラックから離脱した企業人を助けるボランティアではないわけで。
だからこそ転職を成功させるには今いる会社で成果を出すことが必要です。
つまりそれは会社に貢献するということ。
会社に貢献する=自分の市場価値も高める
は普通に成り立つ構図ですね。
会社は社員のことを気にせずに平気で組織編成する。でも社員は守りたい。

もはや言うまでもないことですが、会社は経営判断で大胆な組織編成を打ち出してきます。
僕も今は企業で研究ができていますが、業績が悪化した場合は研究ができなくなるかもしれません。
研究→開発ならまだしも、もし研究→営業になったら…?
このように、会社は社員の将来を考えているようで、時として無視します。
一方で、福利厚生などで社員を手厚く支えるという面もあります。
社員の人生を平気で動かす(≒時に絶望させる)のに、社員を守る・支えるという矛盾を両立させるのが企業というもの。
であれば、我々一般社員も「企業に貢献する忠誠心」を持ちながら、水面下で万が一のリスクに備える行動をしていたって不思議ではないです。
僕らも自分の人生は平気で動かすけど、会社に貢献したいという想いを持っていていいはず。
自分の市場価値を客観的に把握するために転職サイトを利用せよ!

「自分の市場価値を客観的に把握し続けたい」「社内外で通用する人材で有り続けたい」
という想いがあるなら転職サイトに登録するのは全く問題ないです。
今の自分の市場価値を客観的に把握することができれば、新たな刺激を得ることができますし。
それは今の仕事を続けるモチベーションにもなりますよね。
市場価値が今の給料よりも低い=社内でしか生きられない人材になるリスクあり
市場価値が今の給料より高い=社内外でも通用する人材 or 転職してもニーズあり
ということを定期的に確認していくのが、社会人として今後生きていくために必要では。
なお、僕にそれを教えてくれた知り合いは、新入社員として入った段階から転職サイトに登録していたとのこと。
今は転職サイトも本当にたくさんあって、ある意味「市場価値を客観的に判断しやすい時代」です。
自分もこういった転職サイトを積極的に活用して、これから自分の市場価値をどんどんあげていこうと思っています。
もし当記事を読んであなたも「転職サイトってそういう使い方もできるのか…」と感じていただけたなら、是非活用してみてくださいね。
というわけで本記事は以上です。
ではではっ
ホワイト企業に就職しても今後はブラック化するかもという記事もどうぞ。
ホワイト企業で働いている社員&これから働く予定の学生は読まないと損です。