■理系院生は就活をいつから始めたらいい?
■就活は解禁してから始めてもなんとかなる?
■就活の成功率を上げるために早期からできることは?
こんな疑問にお応えする記事を用意しました。
ここで解説する『理系大学院生におすすめする理想の就活開始時期』を把握してもらえれば、『周りと差が付けられる就活』ができます。
なぜなら当記事では、就活時期でも朝9時から夜21時まで土日ほぼなしで研究しつつ複数業界から内定をもらった自分が、実体験ベースに解説するからです!
忙しい研究室にいても企業から内定をもらえるコツをたっぷり当記事につめ込みました。
結論を先に言うと、早く始めれば始めるほど、僕のような平凡な人間でも第一志望の企業から内定をもらうことができますよ。
「自分に自信がないけど就活では絶対成功したい…!」
「就活と研究をうまく両立したい!」
と一度でも感じたことがあるなら、ぜひご覧ください!
※当記事は「化学系学生のための就活」にて編集公開されました。
目次
理系大学院生の就活スケジュールはそもそもどうなっているのか?
経団連HPから閲覧できる「2020 年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」によると、
「広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降」とあります。
これは21卒の就活も昨年同様、すなわち「20卒」のスケジュールと変わらないことを意味します。
あなたもご存知かと思いますが、21卒の就活から「就活ルール」が廃止されました。
外部記事 就活ルール廃止で”通年採用”に移行するか
これまで経団連に所属していた企業は3月解禁を守るところも多かったですが、事実上、守らなくても問題ない状況に変わりました。
このような状況では、今まで解禁まで選考を待っていた企業も採用を早める可能性が大いにあります。
それゆえ理系大学院生は、スケジュールは20卒と同じでも『解禁の半年前、少なくとも3か月前まで』には準備を開始すべきです。
「なぜそう思うのか?」について、次項で説明しますね。
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理系大学院生の就活はいつから始めれば良い?【有利になる方法は単純です】
理系大学院生の就活を『解禁の半年前、少なくとも3か月前まで』に始めるべき理由は以下の通りです。
上記の理由を順々に説明しますね。
院生の先輩にESや研究概要の添削をしてもらえるから(無料就活相談)
就活準備(エントリーシートや研究概要など)を早めにしておくと、先輩に頼りまくれるのが最高です。
たとえば僕の話で恐縮ですが、研究室の同期内で最も早く就活準備を始めました。(解禁半年前から)
半年前から始めた同期はいなかったので、他の同期が就活を始めるまでは先輩を独占して添削依頼を数十回はしてもらいました。
1人の先輩から「よし、これで良いんじゃないか?」とOKが出たら、さらに別の先輩にも見てもらって添削…。
この流れをずーっとやっていたおかげで、就活解禁する前に相当ESと研究概要のクオリティが上がってました。
確かに就活解禁してから先輩に添削依頼しても問題はないです。
ですが仮にあなたの研究室同期が5人いたとしたら、1日あたりに先輩が見れるESは2~3つが限界でしょう。
それだと完成に近づく前に提出締切が来てしまい、「質の低いESや研究概要」のまま提出させられるリスクも。
でも解禁半年前~3か月前にESや研究概要を先輩に見せれば、研究室の先輩たちを一網打尽するがごとくアドバイスがもらえます。
個人的に『ライバルと差をつけるES・研究概要作成』をするには以下のような流れを推奨します。
- 解禁半年~(遅くても)三か月前から始める
- 解禁までにESや研究概要を先輩に何度も添削してもらう
- 志望企業の社員にOB訪問してESと研究概要を添削してもらう
- 指摘された部分を修正して企業に提出する
今は『ビズリーチ・キャンパス』や『Matcher』などのOB訪問ツールを活用すれば、企業人と会うのもそこまで難しくはないです。
上記の流れで取り組んでもらえれば、僕みたいな凡人でもしっかり内定をもらえます。(実体験)
割とこのやり方は再現性がある堅実な方法だなと自負していますので、ぜひ解禁半年前~3か月前から準備を始めてみてください。
\登録は1分程度で完了!/
就活を早く始めるとOB訪問のお願いが非常に通りやすいから
『就活解禁前のOB訪問依頼』は企業人から二つ返事でOKをいただくことが多いです。
なぜなら前項で述べたのと同様、就活解禁前なら企業人にOB訪問を依頼する母数が少ないからですね。
就活が解禁すると一気にOB訪問依頼数が増えるので、企業人からすると「またか…」と思うこともあります。
私が社会人になってから切実に感じたことですが、OB/OG訪問を2~3件受けると『OB/OG訪問慣れ』してしまい、
「もうそろそろ今年は受けなくても良いかな…」
と思い始めます…笑 (何回でそう思うかは個人に依存しますが)
実際に私が就活をしていた時は、解禁前ならすんなり通っていたOB/OG訪問依頼も、解禁後は返信が少なくなりました。
いま振り返ると「OB/OG訪問慣れ」&「依頼してくる学生が一気に増加」の2つが要因ではないかと推察します。
せっかくあの企業にOB訪問したかったのに、企業人側の都合が合わなくてできなかった…。
となるのを防ぐためにも、就活解禁前からしっかり動き出しておきましょう!
(僕のような)凡人でも才能を持ったライバルに勝てるから
就活を早く始めることを勧める理由は『才能をもった同世代のライバルに勝つため』です。
世の中には、作業効率が異常に高くて、締切ギリギリに始めても素晴らしい結果を残す才能人が存在します。
僕のような凡人は才能の差に何度も絶望しておりますが、「そういった人には勝てないのか?」と問われれば「そんなことはない」と胸を張って言えます。
だからこそ大学院生のあなたは就活準備を早く始めてほしい。
才能人が本気を出し始めた時にこっちの準備が整っていなければ、一瞬で差を詰められて潰されるだけなので。
自分はカメ。周りはウサギ。
そんな状況で勝つには先にスタートするしかないですよ。
現実の世界では、ウサギは途中で寝てくれません。
早くスタートすれば就活で勝てる確率は絶対に上がります。
「なんでいつもアイツは…」と、普段から周りの才能に嫉妬しがちな人こそ早めにスタートしましょうね。
大学院生は就活解禁してから始めると詰む【甘い言葉を信じてはいけない】
ということで就活を解禁前から始めるべき理由を解説しました。
しかし「解禁前に始めるべし!」と言うと「解禁後に始めても内定取る人はいる」と考える人が必ずいます。
確かにこれはおっしゃる通りで、僕も解禁後にゆるゆると準備を始めて内定をバンバン獲得する同期を何人も見てきました。
解禁後に始めても内定をバンバン獲得する人たちは、他者よりも優位に立てる明確な実績をもっています。
例えば僕が知っている「解禁後に始めても内定バンバン取るマン」には以下のような人たちがいました。(修士卒です)
- 大学院入試首席合格+論文3報
- トリリンガルでペラペラ
- 論文1報+学会での受賞歴複数
- スポーツでインターハイクラス+イケメン+成績上位者
あなたが上記に匹敵する業績を持っているのであれば、解禁後に始めても大丈夫です。
きっと企業から引く手あまたなので。
ただ「こんな優れた業績を持っていないよ!」と思った就活生は、絶対に前もって準備を始めた方が良いです。
先輩やネットの意見に従って解禁後に就活を始めるのは自由。
しかしもし就活がうまくいかなかったとしても、その先輩やネットが責任取ることは100%ないです。
もっと早く始めておけば良かった…と思うより、「早く始めておいて良かった…」と思う方が健全。
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就活ほど早く始めて有利になれる「人生ゲーム」は無い(理系大学院生でも)
上記で紹介した『理系大学院生におすすめする理想の就活開始時期』を理解してもらえれば、あなたの就活はどんどん先に進むでしょう。
最後にもう一度内容をまとめておきますね!
理系大学院生の就活はいつから始めれば良い?
➢解禁半年前から、遅くても三か月前から
就活を解禁前から始めるべき理由
就活はあなたが想像しているよりも準備に苦労します。
何事も『周りが始める前にスタートして差をつける』のが大事だと個人的に思っていて、それは就活でも全く同じ。
就活に対して不安が多いとついスタートが億劫になりますが、毎日少しずつで良いので始めてみてくださいね。
それでは当記事は以上です。
ではではっ
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2. 理系院生(修士卒)の就活ノウハウが知りたい!➢「院生就活」のまとめ記事
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