■希望の研究室に入れなかった、もう諦めて別の研究室に集中した方が良いのかな?
■どうしても希望の研究室を諦めきれない、どうしたらいい?
こんな疑問にお応えする記事を用意しました。
ここで解説する『配属に落ちても嘆く必要が全くない理由』を把握してもらえれば、『希望の研究室に入れなかった時の対処法』がわかります。
なぜなら当記事では、「自分の希望する組織に入れなかった」という共有経験を持つ自分が全力解説するからです。
自分の場合は「社会人の初期配属」にそれが起こったため「研究室配属」とはややズレますが共有点は多いはず。
ぜひ当記事を読んで「研究室配属後の動き方」を知識として蓄積していってくださいね。
なお当記事は2~3分で読めるので、ちょっと時間ができた時にでもご覧いただければ嬉しいです。
なお、研究室配属に関する極意をまとめた記事もございます。
研究室選びで絶対に失敗したくないという方は是非ご覧ください。
関連記事 「研究室がつらい」とならないために読むべき研究室選択に関する極意
目次
希望の研究室に入れなかった時の対処法【研究室に落ちたらどうする?】
希望の研究室に入れなかった場合、おすすめしたい対処法は2つあります。
順々に説明していきますね。
大学院入試で入れなかった希望の研究室に再トライ(全力で院試勉強)
希望の研究室に落ちた場合、まず最初に考えるのは『大学院入試での挽回』ですね。
なぜならどの大学でも基本的に大学院入試の結果さえ良ければ、学部4年の配属研究室から移動可能だからです。
初期配属がうまくいかなくても落ち込む必要なんて全くないですよ。
たとえば研究費が豊富で研究室環境も良く、一流のジャーナル誌に論文投稿している「人気ラボ」では、院試の結果で毎年大きくメンバーが変わるなんて日常茶飯事。
それゆえ「別の研究室に配属されてしまったけどどうしても諦めきれない」場合は、配属してすぐに院試勉強を始めることをおすすめします。
院試勉強は意外とギリギリまで取り組まない人も多く(特に内部生)、早く始めると周りと差がつくので。
しかし、いきなり「院試勉強を早く始めよ!」とか言われても困惑するのが人間という生き物でして、
- すぐに院試勉強なんて始めたら、そもそも研究についていけなくなるのでは?
- 院試で良い点取ればいいとか簡単に言うけど、実際どうやればいいのかわからない。
など、疑問がどうしても芽生えてきてしまいますよね。
自分も学部4年の頃だったら「簡単に言うやな」とツッコミを入れてると思うので、あなたの気持ちはよくわかります。
ただあなたとの認識ズレを直すためにお伝えしておくと、「研究そっちのけでずっと院試勉強せよ」と言っているわけではないです。
1日1~2時間くらいコツコツと勉強していこうという話。
1日1~2時間と制限を設ければ、周りも院試勉強してるとわからないから誰にもバレない&文句も出ない。
まず過去問を集めたり、期末テストを解き直したりなど毎日少しずつやっていけば良い。
そして院試休みに入ったら、さらにブーストかけて周りを引き離せばいいだけですね。
「希望の研究室に入れなかった」と嘆いても良いことはないので、気持ちを切り替えて大学院入試で挽回しましょう。
なお院試勉強の方法論については「院試の勉強方法を毎日12時間以上勉強して首席合格した経験から徹底的にまとめてみた」の記事もセットでどうぞ。
凡人の自分でもこの方法で良い成績を残せたので、読んでもらえれば『院試で成績上位に入る方法論』がわかります。
配属された研究室の研究領域を詳しく調べてみる
「希望の研究室には落ちたけど院試で研究室変更するほどでもない」
「研究室変更したら1年間のブランクができるから我慢するしかない」
もしあなたがこう思っている場合は『配属された研究室の研究領域を詳しく調べてみる』のがおすすめ。
- この研究領域はこれまでにどんなことを明らかにしてきたのか?
- この研究領域の成果はどんなビジネスに繋がっているだろうか?
- この研究領域から今度どんなブレークスルーが期待されているのか?
こういった情報を、配属研究室の先輩やインターネット・SNSに聞いて調べるのが吉。
なぜなら「知る」ことにより、その研究領域の面白さに気づく可能性があるからです。
たとえば僕の話で恐縮ですが、僕も社会人になってから「希望外の部署に初期配属→モチベーションダウン」という経験があります。
ただ1~2か月くらい黙々と論文読んだり関連ビジネスを調べたりしていると、
「あれ、この研究領域でも自分のやりたいことができそうだぞ」
「こんな面白いコトがこの研究領域でできるなんて知らなかった!」
とふと気付く瞬間がありました。
それ以来、最初のモチベーションダウンが嘘のようになくなり、入社から今までずっとモチベーション高く働き続けられています。
この経験からあなたに伝えたいことは以下の文章に集約されます。
『知らないから不安なだけ、知らないから興味を持てないだけ、でも知れば面白いネタが目の前に突然たくさん現れる』
新しい領域にトライしてしばらくすると、誰しも上記の瞬間に遭遇するはず。
ある意味「そこに到達するまでが不安で苦しくて辛い」とわかっていれば、割とストレスフリーでその瞬間に立ち会えます。
それゆえ研究室を変える意欲がないのであれば、『最初の1~2ヵ月はその研究領域を知ることに終始する』のが良いでしょう。
なお「効率よく研究情報を調べたい」なら「【最新版】おすすめバイオ・科学ニュース・論文情報サイトまとめ」の記事もどうぞ。
僕がお世話になっているサイトなどを網羅的にまとめていますので、研究を始めたばかりのあなたにも役立ちますよ。
「希望の研究室に入れなかった」と嘆く必要はまったくなし【挽回は可能】
上記で紹介した『希望の研究室に入れなかった時の対処法』を理解してもらえれば、学部4年の1年間で何をすべきかなんとなく見えてくると思います。
最後にもう一度内容をまとめておきますね!
希望の研究室に入れなかった時の対処法
要するに『学部4年次の配属なんていくらでもなんとかなる』ということ。
「学部4年で配属された研究室で3年間(修士)、6年間(博士)過ごすべし」なんてルールはないですし、自分の意志次第で研究室の変更は可能です。
もしくは予想外の研究室でも自分の取り組み次第で「面白さ」を見出すことは十分可能。
どちらに転んでもあなたの人生をより良くできるので、「希望の研究室に入れなかった」と嘆く必要はナッシングですよ。
いずれにせよ決断は早くして、決断後は後ろを振り返らずに駆け抜けましょう。
というわけで当記事は以上です。
ではではっ
研究室配属前に知っておきたいことをまとめた記事はこちら!➢「研究室がつらい」とならないために読むべき研究室選択に関する極意
1. 研究職のイメージをもっと固めたい!➢「研究職」のまとめ記事
2. 理系院生(修士卒)の就活ノウハウが知りたい!➢「院生就活」のまとめ記事
3. 就活がうまくいった先輩の研究室生活が知りたい!➢「研究室生活」のまとめ記事