研究室がアルバイト禁止なんだけど、アルバイトしないと生きていけない。
なんとかしてお金を稼ぎたいんだけど良い方法はありますか?
当記事では上記の疑問にお答えします。
本記事の内容
- 最重要:研究室のボスとアルバイト禁止について話し合うこと【数値を出せ】
- アルバイト禁止の研究室で可能なのは平日1回+休日1回がMAX
- 研究室生活と両立させるためのおすすめ短期アルバイト求人サイト
- アルバイトしなくてもお金を生む方法も知るべし【研究成果はお金になる】
修士で大学を卒業後、大手企業で研究をしているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
家からの仕送りがゼロだったため、研究室時代は研究とバイトの両立でほぼ人生が占められていました。
当記事は「アルバイト禁止の研究室で何がなんでもお金を稼ぐ」がテーマです。
結論から言ってしまうと「いかにボスに“アルバイトしないと死ぬ”」と思わせるかが重要で、僕がボスを説得した方法を詳しく解説します。
そして「研究を両立させるなら短期でがっつり稼げ!」という話と、実はアルバイトしなくても結果的にお金が稼げてしまう方法も説明します。
当記事を読んでいただければ、あなたもアルバイト禁止の研究室でお金を稼ぐことができるはず。
3~4分くらいで読めるので、サクッとご一読いただいて研究室生活にお役立てください。
目次
最重要:研究室のボスとアルバイト禁止について話し合うこと【数値を出せ】
まず研究室で「アルバイト禁止」とルール化されている理由には、以下のような教授の思いが込められています。
- 研究室は「研究」をする場所。アルバイトなんて論外。
- 研究以外にうつつを抜かす人間が成果を出せるはずない。
- 自分が学生の頃は「アルバイト」なんてやってるやつはいなかった。
これはある意味「妥当な」理由です。
研究にせよスポーツにせよ、何かで大成したいなら一心不乱に1つのことに取り組まないといけないですよね。
教授はそういった争いで勝ち抜いてきたからこそ今のポジションにいるわけでして、その発言の正当性は至極真っ当と言えます。
でもこの意見・価値観を覆さなければ、我々はアルバイトをすることができない…。
どうやって覆せばいいか?
僕がやったのは「実際に費やしている月々の収支出を赤裸々に数値を出して語る」です。
例えば以下のようなことを数値としてまとめ、実際にそれらが費用としてかかっている証明でレシートや領収書も持参しました。
- 家賃:支出○万円
- 各種光熱費:支出◆万円
- ネット・携帯代:支出◇千円
- 食費:支出▼万円
- 自己研鑚代(本など):支出×千円
- 娯楽費(妥当な範囲で):支出□千円
- 奨学金:収入●万円
- 仕送り:なし
で、これらをお見せして「最低限の生活をするためにもアルバイトを許してください、お願いします」と全力懇願します。
ポイントとしては「自己研鑚代・娯楽費を除去してもお金が足りない」と示すことです。
国立大学の大学院だと日本学生支援機構の奨学金で最高88,000円/月もらえますが、そんなの家賃代でほとんど吹き飛びます。
アルバイトしないとリアルに生きていけないという事実を突きつけるわけですね。
「あなたは経験したことないかもしれませんが、ガチ貧乏学生はこんな困窮してます」くらいの勢いで主張します。
この懇願のおかげで、アルバイトを許可していただくことができました。
ていうか研究で成果出せるなら好きにしたら?的な感じでしたね。(僕の苦労は一体…)
ただ「ここまで実生活の情報を持ち出してくるやつはいない」的な雰囲気でしたので、やはり数字ベースでお願いするのは重要。
アルバイトが禁止されていて生きていけない…という理系学生は是非このやり方を真似てみてください。
ちなみにアルバイトができるかできないかはかなり死活問題ですので、退いたらダメです。
ボスの圧力に気圧されて撤退しても、結果的に待つのは「死」です。
マウンティング取りまくりましょう。
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アルバイト禁止の研究室で可能なのは平日1回+休日1回がMAX
さて実際にアルバイトを許可してもらったのは良いとして、どれくらいアルバイトができるものなのでしょうか?
ここは個人的な判断に依存するとは思いますが「平日夕方以降に1回、土日どちらかに終日1回」がMAXだと考えます。
なぜなら教授のおっしゃる通り、研究室配属された学生の本分は「研究」だからです。
仮にあなたが「研究開発職や研究職に将来就く気はない」と考えていたとしても、研究で成果を出すのは大事です。
コンサルや銀行などに就職するとしても「あなたは研究3年間でどんな成果を成し得てきましたか?」と100%問われます。
研究で成果を出していないのに、ボランティアやアルバイトに精を出しても評価されません。
面接したひとり、おとしちゃった。
ごめんね。大学の自身の研究の説明もろくにできないのに、アルバイトで成果を出したとか、そういう人は私は信用できないんだ。
— 弱賛成・らっちょ (@f24ty) April 15, 2019
それゆえ研究をおろそかにしない、かつバイトでもそれなりに稼げる境界線は色々試した結果、上記の条件に落ち着きました。
おすすめしたいのは「短期バイト」一括
そして限られた時間・日数しかアルバイトできないので、アルバイトの目的は「お金稼ぎ」1点に絞るのが吉。
スタバとかのカフェで「やりがい」バイトするのも考えたのですが、イベント設営とか1日で高額な日給貰えるバイトの方が100%良いです。
高額な日給貰えるおすすめバイト例は下記の通り。
- イベント会場設営
- 引っ越し
- 深夜コンビニ
- 派遣業
前項でも説明しましたが、あなたの本分は「研究」です。
生活に必要な最低限費用を速攻で稼ぎ、浮いた時間は研究に全投入する。
それができれば、研究ばかりする学生たちにも劣ることはないと考えます。
研究室生活と両立させるためのおすすめ短期アルバイト求人サイト
ということで本項では「短期アルバイト」をするうえで、登録しておくべき求人サイトについてご説明しますね。
あなたにおすすめしたい「アルバイトを効率よく探せる求人サイト」は以下の通りです。
それぞれどんな特徴があるのか、順々にご説明していきますね。
アルバイトEX
「アルバイトEX」は大手求人サイトメディア(an, シフトワークスなど)24サイトと提携しています。
そして2019年4月現在では、なんと求人の掲載案件は142万件にも上ります。
またアルバイトEXは下記のように、期間限定で最大5万円のバイト採用お祝い金制度も実施中です。
さらにバイト採用された中から抽選で9万円もらえるという破格っぷり。
アルバイトの時間を少しでも減らして研究の時間を増やしたいと思っているなら、使わない理由がない。
仮に運良く14万円もらえたら、2ヵ月はアルバイトしなくて良いですからね。
アルバイトに興味がある理系学生は、とりあえずアルバイトEXには登録しておきましょう。
>>アルバイトEXに無料で会員登録する
>>公式ホームページを見てみる
マッハバイト
「マッハバイト
アルバイトEXよりも求人数は少なくなりますが、それでも23万件程度あるので非常に豊富です。
そして会員登録自体も1分あれば完了するので、この点でもマッハ感が凄いですね。
アルバイト探しで時間を無駄にするのは嫌、効率よくお金が欲しいというあなたはマッハバイトにも登録しておきましょう。
>>マッハバイトに無料で会員登録する
>>公式ホームページを見てみる
バイトル
なんと関東向けの求人サイトでありながら170万件以上の求人掲載数を誇ります。
前項のアルバイトEXは全国で142万件だったので、いかに膨大な求人数かがわかります。
関東で暮らしているあなたがサクッと短期アルバイトを見つけたいのであれば、この求人サイトにも登録しておくのがベター。
マッハバイトにも劣らないくらい登録が簡単ですので、研究室で実験の合間にでも登録しておくと役に立つと思いますね。
>>バイトルに無料で会員登録する
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アルバイトしなくてもお金を生む方法も知るべし【研究成果はお金になる】
というわけで短期アルバイトを調べる際におすすめしたい求人サイトを紹介しました。
ただアルバイトで勉学に支障が出るのは褒められた行動ではないので、そこは自分の中で線引きを決めて両立をしてくださいね。
あと最後に、研究室生活では「アルバイトをせずともお金をつくりだせる」方法があります。
それは「院試で良い成績を残す&研究成果を周りよりも出す」です。
給付型奨学金
大学院には「給付型奨学金」という返済義務のない奨学金(つまりタダでもらえる奨学金)があります。
家庭の経済状況が困窮している学生に対して支給されるものが多いですが、成績優秀者でも採用してもらえるタイプもあります。
大学の教務課などで問い合わせれば、その大学に募集がかかっている民間奨学金の情報を知ることができますよ。
下記サイトを参考にしてもらえればと思いますが、月1万~と様々です。
外部サイト 返さなくていい給付型奨学金をくれる団体
ちなみに上記のような給付型奨学金に採用されるには、ただ家計が困窮しているだけではダメです。
成績優秀者という事実も必要になります。
ここでいう成績とはGPA制度で高得点を取っていることもありますが、意外に「院試結果」が重要だったりします。
もし院試で主席合格とかできれば、どんな民間奨学金でも基本的には落ちません。
僕はそんなに学部成績が良くなかったので院試勉強をめちゃくちゃして、民間奨学金の採用までこじつけました。
この民間奨学金の採用のおかげで、学生支援機構の第一種奨学金と合わせればアルバイトをせずになんとか生活できるように。
院試勉強を頑張っていなければ、多分アルバイトを修士でも続ける必要があったし、論文とか書いてる余裕は無かったと思いますね。
大学院で全力で研究に取り組みたいけどお金がないという学生は、全力で院試勉強して民間奨学金の採用を獲得するという方法もあり。
奨学金返還免除
日本学生支援機構から奨学金を貸与している学生も多いと思いますが、実は第一種に限り、返還免除にできると知っていましたか?
大学院で第一種奨学金の貸与を受けた者の30%を上限として、貸与期間中に特に優れた業績を挙げた者を対象に、貸与期間終了時に奨学金の全部又は一部の返還を免除することができる「特に優れた実績による返還免除制度」を実施しております。
引用元:特に優れた業績による返還免除
ちなみに上記は修士課程の話で、博士課程になると第一種奨学金支給者の45%が免除対象になります。
あなたがもし第一種奨学金を貸与するのであれば、絶対に88,000円/月の貸与をおすすめします。
なぜならこの制度は、借りた額に対して全額免除か半額免除か決定されるから。
そして半額免除にはなりやすいけど、全額免除は至難の業だからです。
第一種奨学金は、第一種だと50,000円/月と88,000円/月のどちらかを貸与することになります。
これらの条件で全額免除 or 半額免除になった場合に返還免除される金額は以下の通りです。
50,000円/月の場合
- 全額免除:2年間で120万円の返還免除
- 半額免除:2年間で60万円の返還免除
88,000円/月の場合
- 全額免除:2年間で211万2000円の返還免除
- 半額免除:2年間で105万6000円の返還免除
せっかく全額免除になったのに、50,000円/月の条件だと88,000円/月と比べてなんと91万2,000円も損しています。
ぜっかく半額免除になったのに、50,000円/月の条件だと88,000円/月と比べてなんと55万6,000円も損しています。
第一種奨学金は利子付きの第二種とは異なり、利子がありません。
多く貸与したとしても借りた分をそのまま返せばいいので、88,000円/月を借りない理由がない。
僕は研究室に入ったころからこの制度を知っていたので、何がなんでも全額免除を獲ったる!と研究に臨んでいました。
結果は残念ながら全額ではなく半額免除でしたが、それでも105万6000円を自らの研究成果で生み出すことができました。
民間奨学金と奨学金返還免除を組み合わせれば、アルバイトしなくても年間100万円以上を稼ぐのと同等の結果を生み出せます。
お金がない…という学生は院試で成績上位者・卓越した研究業績を出すことでお金を稼げる事実も知っておきましょう。
最優先は研究室生活。それを忘れてはならぬ。
というわけで研究室でアルバイト禁止の学生が何がなんでもお金を稼ぐ方法をご紹介しました。
- 教授と「事実(=生活費の数値)」を持って戦うべし。
- アルバイトは「お金稼ぎ」のためにせよ。短い時間で多く稼げ。
- アルバイトに「やりがい」はいらない。「やりがい」は研究から見出せ。
- 勉強と研究業績でお金を稼ぐことができる。全力でやろう。
アルバイト禁止だからといっても、アルバイトしないと生きていけないならやるしかないです。
学部4年の上期でがっつりアルバイトして、院試勉強を死ぬほどして、学部4年下期はアルバイト+研究を死ぬほど両立する。
そして修士1年から研究だけに没頭する。ラボの精霊になる。
これができれば研究だけに特化した学生にも負けずに戦えますし、業績でも凌駕できるはずです。
アルバイトやらないといけないから研究が~、就活が~
と言い訳しても状況は1ミリも改善しないので、現状と戦うべし!
研究室生活でアルバイトが最も比重を占めるようにならないように気を付けましょうね。
それでは当記事は以上です。
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ではではっ
当記事で紹介したアルバイトの求人サービスは以下の通りになります。
3つあれば「やりたいバイトがない…」は防げると思うので、ぜひ3つ登録してみてくださいね。