仮想通貨って最近よく聞くけど、実際にどんなジャンルがあるの?
ただの投機としか思えないんだけど我々の生活に根付くようなものはあるの?
本記事では上記のような疑問に答えます。
✔ 本記事の内容
- 仮想通貨のジャンルを徹底分類
- 種類が多い仮想通貨のジャンルTOP10
この記事の執筆者(@cryptobiotech)は先日、CoinMarketCapという仮想通貨情報サイトに載っている銘柄2079種類(2018年10月13日現在)の全調査を完了させました。
※ツイートは2047種類ですが、そこから32種類調査済みです。
【ご報告】
10月7日時点でCMCに乗ってた仮想通貨2047種類、確かに全種類評価完了です!
驚きだったのは調査を始めた7月24日の段階で500位にも入ってなかった銘柄が100位以内に入り込んでいること。
それらがなぜ伸びているのか?
を是非とも調べたい。伸びるために必要な要素は何だろう。
— くりぷとバイオ@科学投資家 (@cryptobiotech) October 13, 2018
仮想通貨って最近よく話題に挙がるものの、なんとなく詐欺っぽくて怪しいですよね。
僕も最初は胡散臭いと思いながらも始めたのであなたの気持ちがよくわかります。
ただ先にネタバレしてしまうと、仮想通貨はすでに我々の生活に根付くレベルになりつつあります。
もはやただの投資・投機対象のみには留まらないのです。
この記事では、いま存在している仮想通貨ジャンルを徹底分類して、その中でも銘柄数が多いジャンルTOP10をご紹介しようと思います。
※この記事は3分くらいで読めます。読み終わったら仮想通貨がいかに我々の生活に直結する分野に参入しようとしているのかがわかってもらえるはずです。
仮想通貨のジャンルを徹底分類
仮想通貨ジャンルは何種類あるの?
2079種類調べた結果、仮想通貨のジャンルは121種類あります。
※2018年10月17日現在
もちろん僕の独断と偏見によって分類されたものですので、分類数は正式なものではありません。
ただ、だれが分類してもそれなりの数に分類されることは間違いないので、くりぷとバイオ説として参考程度に留めていただけると。
実際にどんなジャンルに分類されるの?

せっかくなので、その121種類を徒然なるままに記載していきます。
下にいくほど新たな分類指標になるので、数が少なくなっていく傾向にあります。
- マイニング系
- 通貨系
- マスターノード系
- 匿名通貨系
- 送金・スケーラビリティ系
- 資産管理(ウォレット)系
- 仮想通貨 保管サービス系
- 取引所不要・仮想通貨売買系
- 決済系
- 資産分配系
- 融資・契約関連系
- 資産貸し借り系
- サプライチェーン物流系
- ドローン系
- オフィスレンタル系
- 不動産系
- 医療・健康系
- 食品系
- 農業系
- 遺伝子系
- 科学支援・ジャーナル系
- 気候系
- 位置情報・GPS系
- ビッグデータ系
- AI(人工知能)系
- 自動トレーディング系
- 市場・未来予測系
- ブロックチェーン開発支援系
- dapps・ゲーム系
- オンラインカジノ・賭博系
- 宝くじ系
- エンターテインメント系
- 分散型取引所系
- 取引所通貨系
- ブロックチェーンインフラ系
- IoT・ネットインフラ系
- スキル・仕事・教育系
- クラウドソーシング系
- SNS系
- 意見投稿・レビュー系
- 音楽系
- 検索プラットフォーム系
- 動画配信系
- 政治系
- クロスチェーン系
- 広告・アフィリ系
- コンピューター共有系
- 資産変更系
- 貿易・マーケット系
- 金銀ダイヤモンド取引系
- 信用・評価担保系
- 証券取引系
- DAG系
- 国産仮想通貨系
- ペッグ通貨系
- 本人証明系
- 偽装防止系
- クラウドファンディング・ICO・投資仲介系
- データ・ニュース・情報系
- 支援・チャリティ・寄付系
- 保険系
- ソフトウェアエラー自動検出系
- 書類・データ保管系
- コンテンツ・著作権保護系
- 個人データ取引系
- 自動車産業系
- 自動車シェア系
- 仮想通貨スマホ系
- シェアリングエコノミー系
- 量子コンピューター耐性系
- モバイルデータ売買系
- 金融系・株式系
- アダルト系
- 再生可能エネルギー系
- VR、AR系
- 銃社会系
- 不正検知・セキュリティ系
- 宇宙産業系
- 芸術系
- ビジネスマッチング系
- 仮想通貨ATM デビットカード系
- 仮想通貨支払い系
- 宿泊・旅行系
- ハードフォーク系
- 航空系
- 出版コンテンツ系
- クーポン配布・チケット販売系
- インフルエンサー系
- オークションプラットフォーム系
- 知的財産系
- DAICO実装系
- マッサージチェア系
- 年金・相続関係系
- 新技術系
- 3Dプリンター系
- 中間業者排除系
- 大学生キャンパス系
- ブロックチェーン犯罪防止系
- 家修理系
- 空手系
- ファンタジースポーツサイト系
- VPN系
- 駐車場系
- 中古品販売系
- ゴルフ系
- 消防車系
- ロードサービス系
- 電子タバコ系
- 迷惑メール防止系
- セキュリティ・DDoS系
- ベーシックインカム系
- 宗教・神系
- 刑務所系
- アバター作成系
- フリーランス保護系
- タックスヘイブン系
- ポイント統一化・交換系
- 自動化系
- ブロックチェーン国家系
- アイドル系
- DEADCOIN・詐欺コイン・将来性なしコイン
- 判別不能系
いかがでしょうか?
若干似たようなジャンルも混合してしまっているので、しっかり再分類すればもう少しジャンル数は少なくなるかもしれません。
しかし、これだけ色々なジャンルが存在しているのが今の仮想通貨業界です!
我々の生活に関係しているジャンルが多く存在していることがわかっていただけるかと。
さて、これらのジャンルで数が多いTOP10は何の銘柄なのでしょうか。
それは次項にて順に見ていきましょう!
種類が多い仮想通貨のジャンルTOP10
第10位:決済系(108銘柄)

仮想通貨の決済を実現させようとするプロジェクトがこれに該当します。
有名どころでいえば TenX (PAY), FuzeX (FXT)などがあります。
仮想通貨決済が実現すれば全世界で貨幣の交換をせずに旅行できるようになる…という期待を抱かせてくれますね。
ただ、数が多すぎて…。
今から台頭してくる銘柄は「すでにある○○で良いじゃん」という煽りに答えていかないといけないので大変そうです。
第9位:SNS系(109銘柄)

これらはTwitterやFacebookのようなものなので、どんなジャンルなのか詳しい説明は不要でしょう。
有名どころでいったらMithril (MITH), Status (SNT), Kin (KIN)など。
今までのSNSと一線を画すシステムは、以下のようなものがあります。
- 「いいね」の数に応じて報酬がもらえる=影響力の価値化
- 気に入ったユーザーに報酬を付与できる=投げ銭機能の搭載
- TwitterやFacebookのような企業を通さない広告依頼の受注=中間業者の排除
第8位:ブロックチェーン開発支援系(110銘柄)

仮想通貨やブロックチェーンに詳しくない!という個人や企業に対して、簡易な導入手段の提供を目指すプロジェクトがこれに該当します。
ある仮想通貨プラットフォームを導入すると簡単にDappsが創れるようになったりします。
有名どころはStratis (STRAT), Dragonchain (DRGN), Neblio (NEBL)。
Dapps:分散型アプリケーション
ブロックチェーン技術を用いた非中央集権的に運営されるアプリケーション。
オープンソースで駆動すること、トークンを持つこと、ユーザー同士の話し合いで改善点が決定されること、が特徴。
第7位:エンターテインメント系(114銘柄)

スポーツや何かの企画ものなど、世間一般が「エンターテインメント」と認識しているものに仮想通貨を融合させた銘柄がこれに該当します。
次に出てくるジャンルともかなり被っている部分があるので、エンターテインメントをさらに分類する必要があるかもしれません。
有名どころはSingularDTV (SNGLS), Unikoin Gold (UKG), Mossland (MOC)。
第6位:dapps・ゲーム系(148銘柄)

ゲームで強くなればなるほど現実世界のお金と変換可能なトークンがもらえるみたいな夢のようなジャンルです。
※実際にはビットコインやイーサリアムなどとの交換に繋がる
ゲームは人々の娯楽として無くなることがないため継続的に成長が見込めるジャンルです。
ただし一方で、すでにかなりの銘柄が存在しているため将来性の高い銘柄をチョイスするのが難しくなってきているのも事実。
代表的な銘柄はDecentraland (MANA), Loom Network (LOOM), Enjin Coin (ENJ)など。
第5位:マイニング系(150銘柄)

とりあえずマシンパワーをその銘柄に捧げれば仮想通貨がもらえるよーという、完全なるパワーゲームのジャンル。
金持ちほど稼げるという資本主義の権化(Proof of Workという闇システム)。
今は多くの銘柄が存在していますが、電気代をアホほど消費するので個人的に減少傾向の一途を辿ると思っているジャンル。
代表的な銘柄はBitcoin(BTC), Litecoin(LTC)など。
第4位:送金・スケーラビリティ系(159銘柄)

Ripple(XRP)などの超高速送金や、viacoin(via)などの高速トランザクションを実現させようとするジャンルです。
このジャンルは国際送金に時間をかけずに、かつ手数料も少なくできる可能性を秘めた銘柄もあり、金融業界にどれほどの利益を生むのか非常に期待されています。
ある意味、仮想通貨が普及するかどうかのカギはこのジャンルが握っているといっても過言ではありません。
なぜなら天下のビットコインは処理速度がそこまで速くなく、例えるなら産業革命時代の蒸気機関車。
もっと新幹線やリニアのような新技術が欲しいですよね。
非常に競合も多いので、どれが数年後に生き残っているのか予測が難しいジャンルでもあります。
第3位:資産管理(ウォレット)(214銘柄)

仮想通貨を管理できるプラットフォーム/アプリの提供を目指すプロジェクトが該当します。
めちゃくちゃ多いので、どれが伸びるのかはよくわかりません笑
ただ、1つのプラットフォームで「仮想通貨管理・仮想通貨取引(DEX)・仮想通貨送受金」が全部できるものが登場したら面白いことになりそうだなあと思っています。
有名どころはTenX (PAY), Bread (BRD), Datawallet (DXT)。
第2位:通貨系(228種類)

ビットコインに代表されるように、それ自体が通貨としての価値を提供しようとする銘柄です。
決済系とかなりリンクするものも多く、オンラインマーケットなどで活用できるものもここに該当させているので、「通貨」というよりも「ポイント」として考えたほうがわかりやすいのではと感じます。
有名どころは言うまでもなくビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)など。
第1位:DEADCOIN・詐欺コイン・将来性無し系(747銘柄)

仮想通貨業界の40%程度はすでに死んでいるコインです。
死んでいるといっても色々な判断基準があって、
- 更新がしばらく止まっている(運営のやる気なし)
- 明らかにネタだと判断できる(大統領を模したコインとか)
- 公式ホームページの内容が薄すぎる(実現可能性がない)
- 開発メンバーの情報が不明(詐欺コインによくありがち)
- ロードマップがクレイジー(2年後に単価が数百倍になる、みたいな断定)
みたいな基準を満たしたものをここに分類しています。
調べていて思ったのは仮想通貨業界は未だに詐欺が蔓延する無法地帯なんだなということ。
株と仮想通貨を両方やっている人からしてみたら、仮想通貨業界ってめちゃくちゃ異常なんじゃなかろうか…。
それくらいふざけた銘柄が横行していますし、仮想通貨に興味があるあなたもこのことはぜひ念頭に置いておいていただければ幸いです。
というわけで本記事は以上となります。
「こんな仮想通貨が気になっているんだけど」みたいな相談があればいつでも受け付けますので気軽に聞いてくださいね。
ではでは。