■無い内定になってしまう理系学生の特徴って何?
■無い内定に陥らないための方法は?
こんな疑問にお応えする記事を用意しました。
ここで解説する『無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴』を把握してもらえれば、『就活で失敗する確率』をグッと減らせます。
なぜなら当記事では、僕が当時就活を意識し始めた頃に「今のお前じゃ就活しても無駄」と、尊敬する先輩に酷評された特徴を徹底解説するからです。
OB訪問を受ける側になって「この就活生、あの時の自分と同じだ…」と感じることがあるので、ここで話すことは、割と理系就活生に共通する特徴なんだなと思ってます。
ぜひ当記事に書いてあることと逆の行動を取って、無い内定に陥らないルートを選び続けてください…!
当記事は数分で読めますので、トイレに行った時にでも読んでもらえると嬉しいです。
目次
無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴7選
無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴は以下の通りです。
順々に説明していきますね。
就活解禁してから就活を始める
就活が解禁してから準備を始める人は「無い内定」に陥る可能性が高いです。
僕の経験談で恐縮ですが、志望企業に内定をしっかりと獲得した人は『解禁前から準備を始めている人』ばかりだった。
より具体的には、解禁時にはもうOB訪問やES添削をかなり進めているという感じですね。
ここまでの差があると、解禁してから準備を始めても追いつけません。
「早く始めるのが大事!」と主張すると必ず上記の反論を思いつく人がいます。
が、基本的にそういう「例外」はチートだと思った方が良いですね。
そういう人はそもそもスペックが異常に高かったり、コミュ力抜群だったり、人に超好かれる性格だったり。
凡人にはない強みを持っています。
あなたの人生でもそういう人はいませんでしたか?
「確かにいた」と感じたのであれば、あなたも僕と同じ側なので、解禁してから始めるとやられます。
『就活は100m走みたいなもの(≒短期決戦)』ですが、不思議なことにフライングスタートしても許されます。
であれば先にスタートした方が良いに決まっているので、当記事を読んだ今から始めても損はしません。
ここらへんは「理系院生の就活はいつから?周りと差をつける開始時期はこれ!【ライバルに勝ちたい就活生向け】」でも詳しくまとめています。
記事タイトル通り「ライバルに勝ちたい就活生」は合わせて読んでみてください。
>>「無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴」一覧にもどる
「とりあえずホワイト企業!」思考で応募しまくる
「とりあえずホワイト企業に行ければどこでも良いやー」
「内定率を高めるためにたくさんエントリーしておこう!」
就活を始める前ならまだしも、就活が始まってから上記のような考え方の就活生は注意。
なぜなら応募数が増えれば増えるほど「一社に割ける時間」は短くなり、ESや面接の回答が“薄くなる”から。
実際に「数打ちゃ当たる戦法」で100社くらいエントリーした人を知っていますが、中々壮絶な最期を迎えています。(注:死んでません)
エントリー数が多すぎて締切までにESが間に合わない
↓
せっかくエントリーしたのに1/4くらいはES提出できなかった
↓
ESを提出した企業の95%くらいから「お祈り」される
↓
ES通過した企業の面接で全て落ちる
↓
無い内定
↓
存在を否定されたと勘違いして精神を病む
↓
就活時期に全く研究に取り組んでいなかったので指導教官も救いの手を差し伸べず
↓
内定が無いまま、博士課程にも進学せずに卒業
↓
音信不通
『エントリー数と内定率は相関しない』ということは理系就活生のあなたに是非とも伝えておきたいアドバイス。
数打ちゃ当たる戦法で軽々と内定を獲得する人はハイスペック人材だらけ。
「あの人ができたから自分もできる」という発想は身を滅ぼすリスクが高い。
特に理系学生は就活時に忙しい人も多いので、やはり前もって就活準備に動き出しておいた方が無難ですね。
あと就活と研究の両立テクニックは「誰でもできる研究と就活の両立メソッド【大手企業勤務の科学者直伝】」という以下の記事に詰め込みました。
「研究もしっかり進めつつ就活でも良い成果を出したい!」と考える方だけ読んでみてください。
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志望動機や自己PRが薄すぎる【テンプレNG】
就職してから今までに何人もの就活生からOB訪問を受けたり、ES添削をしてきましたが、志望動機や自己PRはテンプレ化を避けましょう。
たとえば以下のようなESの志望理由を見てみましょう。これは「テンプレ化されたES」の一例です。
例
貴社は○○、▲▲という新薬を創出しており、これまで救うことができなかった患者さんに革新的な治療法を提供し続けている。(中略)それゆえ非常に高い研究開発力をもつ貴社を強く志望する。
上記の文章が仮に書いてあったとすると、以下のように思われるかもしれません。
- なぜウチの○○、▲▲の新薬にあなたは着目したの?どういった背景があって?
- ウチよりも高い研究開発力を持っている企業はたくさんあるけど、なぜウチなの?
- 製薬企業である以上、革新的な治療法を提供するなんて当たり前だけど…。
何がダメなの?を要約すると「どこの企業でも使えてしまう志望理由・自己PRはダメ」ということです。
上記の例文は、製薬企業であればどこの企業でも出せてしまう文章ですよね?
○○、▲▲の部分を各企業がもつ新薬・製品に書き換えるだけで転用できてしまう。
採用側はESを何百件、何千件と見なければならないので、こういったテンプレ文章を見ると見る気をなくします。
テンプレ化された文章を避けるためには、やはり「自己分析」と「企業研究」を自分が納得するまで実施するのが大事。
『なぜ自分がその企業を志望するのか、なぜ自分がその企業にマッチしているのか』を考え抜きましょう。
そうすればオリジナリティの高い文章が自然と書けるようになります。
そこまでやって初めて「就活ノート」とか「Unistyle」とか「内定者ESを見れるサイト」を参考にするのが良いですよ。
上記サイトは選考を通過したESを無料で見れるので、自己分析&企業研究を終えたあとに活用してみましょう。
あなたのESレベルがさらに向上して人事の目に留まること間違いなしです。
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人に誇れる実績がなさすぎる【理系学生は研究せよ】
「そんなこと言わなくても…」と思われるかもしれませんが、事実なのであえてお伝えしておきます。
「成果を出している人と、出していない人のどちらを採用するか?」と問われれば、1億万%「成果を出している人」が採用されます。
むしろこれから社会に出る学生がまだこの現実を直視できていないとちょっとまずいです。
理系学生はやはり『理系に進んで得られた実績』が評価される傾向にあります。
- 研究でどういうことをやってきたか?
- 研究を通して何を得たか?
- どれくらいの実績を残したか?(論文数、学会発表数など)
もちろんスポーツやアルバイト、サークルなども実績として評価対象にはなります。
が、少なくとも院生は「研究」のために進学しているはずなので、上記よりも『研究をどれだけ頑張ったか?』が評価されます。
「そんなこと言われても実績なんてないんですけど…」
というあなたは、大学・大学院時代だけではなく『中学や高校時代の実績まで巻き戻る』のもありです。
僕も志望理由や自己PRには「中学・高校時代の経験」を書いていました。
いずれにせよ理系学生はとにかく研究すべし。
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採用側に対する礼儀がない【最低限のマナーを】
最低限の就活マナーを勉強してできるようにしておくのは大事です。
就活マナーとか社会人マナーとか日本特有の文化で本当にバカバカしい!
どうせそんなのやったって使わないから学ぶ意味ある?
とあなたは思うかもしれません。
確かに就活マナーとかビジネスマナーは時代によって変わっていくので、理不尽に感じる点もあります。
上司に出す印鑑は「左に傾ける」のがマナー? ネットは「狂ってる」「社畜魂だな」と大批判
引用元:キャリコネニュース
しかしこれから社会人になるあなたから見て、就活の面接などで出会う人は「最初の取引先相手」のような存在です。
相手を持ち上げる必要は全くありませんが、少なくとも“失礼な態度”を取っていたら相手と取引が成立しなくなることはわかっていただけるかと。
なぜこんなことを言うかというと、OB訪問やES添削を受けているとけっこう失礼なメール・対応をしてくる学生さんがいるからです…。
こちらの事情を考えずに「送ったESは3日以内に添削して返信してください」とか送ってくる学生さんが実際にいます。
本来評価されるべきはあなたの実力や価値観のはずなのに、こんなつまらないところで減点されてしまうのは非常にもったいない。
「徹底したマナー対策を!」というわけではなく、「最低限のマナー対策を!」とお伝えしたいだけですので、ちゃちゃっとマナーを勉強して就活に臨みましょう。
最低限のマナーのために時間をかける必要はありませんので、下記のようなマナー本を1冊購入して読んでおくだけでも十分です。
重要なのは「知らない」を自覚して「知る」に変換しておくことかなと。
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科学的知識・論理的思考力に欠ける【理系の強みを活かそう】
理系学生であれば、やはり『科学的知識や論理的思考力』を備えておいた方が良いです。
具体的には、あなたが研究室で実際に取り組んでいる分野に関して「一般人が勘違いしている一般常識」を正せるくらい精通しておくべき。
理系学生だからって全員が科学に関して興味があると思うなよ!
というご意見も確かにわかります。
しかし世の中はその人の肩書きである程度「この人は多分〇〇に詳しいんだろうなあ」と判断しがち。
- 理系学生…論理的思考力に優れてそう。
- バイオ系科学者…薬とかサプリメントとかの知識に詳しそう。
- プログラマー…パソコン詳しそう、サクッとアプリ作ってくれそう。
- 教師…勉強を教えるのが上手そう。
みたいな感じです。
もしあなたが「やっぱり理系になんて進むんじゃなかった…」と思っていたとしても、周りは「理系に進んで後悔している人」なんて悟ってくれません。
理系学生、としか見ないでしょう。
であれば少なくともそのイメージに最低限沿う実力は身につけておくべきで、そちらの方がメリットも多いです。
と悩まれるかもしれませんが意外に簡単なコツがありまして、『情報は常に疑いの目をもって見る』&『自分の言葉で再翻訳してみる』でOKです。
これ本当?という意識があるからこそ情報を調べる欲が湧いてきます。
結果的にそれは自分の知識にもなります。
いきなり論理的思考力をつけろ!と言われても困ってしまうと思うので、「情報を疑問に思う癖」を身につけておきましょう。
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ネット上にある就活テクニックだけで乗り切ろうとする
ネット上に書いてある情報は確かに有用ですが、そこに書かれている情報だけでは乗り切れないと思った方が良いです。
ネット上の情報はあくまで『就活の準備、心構え、取り組み方』など最低限の知識・ノウハウを効率よく取得するために使うべき。
オリジナリティの高いESを書いたり、納得性の高い志望理由を考えたりするには、結局はあなたの取り組みが必須です。
誰かにESを添削してもらったとしても、あなたは結局何がやりたいの?、なぜそれをやりたいの?など定まっていなければ良いESにはなりません。
なぜならあなたの良さをあなた以上に表現できる人はこの世界に存在していないから。
就活は自分の人生に大きな影響を与えるイベントの1つと僕は考えます。
そのイベントを他力本願で臨んでしまったら、最高の結果には当然なりませんので気をつけましょう!
あくまでネット上の情報は補足程度に考えること。
ネット上の情報に踊らされるほど無駄なことはないので、自立・自律の意思を強く持って就活に取り組みましょう!
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無い内定(nnt)理系学生にならないためにも早く始めるべし【徹底した事前準備こそ正義】
上記で紹介した『無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴』を理解してもらえれば、『就活で失敗する確率』をグッと減らせます。
最後にもう一度内容をまとめておきますね!
無い内定(nnt)理系学生にありがちな特徴7選
当記事に書かれていることの逆を実施してもらえれば、内定をたくさんもらえる人の傾向がわかってくるはずです。
一度読んだだけではよくわからないこともあるかと思いますので、ぜひ何度も読み返して「就活のネガティブ行動」を防いでくださいね!
それでは当記事は以上です。
ではではっ
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