<当記事でわかること>
■研究職が「英語」で困る具体的なシーン5選
■研究職志望の人が英語を学んでおく重要性
当記事では、大手企業で研究職に従事するくりぷとバイオ(@cryptobiotech)が「英語力がもっと欲しい」と思うシーンを解説します。
「企業研究職ってどれくらい英語使うの?」
「具体的に英語を使うシーンは?」
と気になっている研究職志望の方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたのために、企業研究者歴3年以上の僕が実体験ベースでお伝えします。
読んでいただければ企業研究職が英語を活用するシーンがより具体的にイメージできるようになると思います!
どうぞご覧ください。
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目次
研究職が「英語力がもっとあれば…」と感じるシーン5選
僕が実際に「もっと自分に英語力があれば…」と実感するシーンは以下の通りです。
- 出張や国際学会で海外の研究者と議論する時
- 海外の共同研究先とメールでやり取りする時
- 海外の共同研究先とテレビ電話する時
- 海外から来た研究者の社内講演会に参加した時
- 社内に来た研究者をもてなす時
順々に説明しますね。
出張や国際学会で海外の研究者と議論する時
出張や国際学会で海外の研究者たちと話すときは「もっと英語力が欲しい…」と感じます。
例えば英語苦手人の僕は、国際学会時に以下のように行動してます。
- ポスター発表者と話す前に発表内容を事前理解
- 気になった点(=質問)を事前準備
- ポスター発表者の話を群衆に交じって聞く
- 聞いてる途中にまた質問が閃いたらメモ
- 発表後に用意しておいた質問を聞く
- (他の人が質問した内容もメモ)
事前に準備して、相手の反応もある程度予測して身構えることができれば、英語が苦手でも出張や国際学会で議論は可能。
でもそういった準備も必要ないくらいスラスラ英語でコミュニケーションできるのが理想ですよね。
まだその域に達していないので、英語力のなさを痛感します。
海外の共同研究先とメールでやり取りする時
海外の研究者とメールする時も英語力があれば…と痛感します。
相手のメールを読む分にはそこまで苦労しないのですが、その返答を日本語→英語にする作業に時間がかかってますね。
今の時代だと「自分の英文が文法的に間違っていないか」をGoogle大先生に確認してもらえるので事なきを得ていますが…。
ボキャブラリーの少なさは本当に生産性低下に寄与するので、普段から語彙力を増やしていくのは大事。
最近だとみらい翻訳という(個人的に)Google大先生の翻訳よりも素晴らしいツールも登場していますが、やはりツールに頼らない英語力は必要です。
海外の共同研究先とテレビ電話する時
海外の研究者とのテレビ会議(or Skype電話)は、研究職として日々やっていく中で「鬼門」と言うべきシーン。
相手の顔が見えても映像と声が“ズレる”ことがあるので、顔が見えないまま普通に電話しているのとあまり変わらない印象。
なおテレビ電話などでやり取りする時は、事前に話す内容をしっかり決めて、かつそれらを英語に翻訳しておくのが重要。
たまに全く関係ない話(世間話)に変わって「???(聞き取れない)」となることもありますが、事前に用意しておけば本筋に戻せます。
あとはTEDなどの英語トークを普段から聞いておくことで色々な国籍の英語を学べるので、その積み上げもしておくのが良いかなと。
TEDトークで勉強するなら、個人的には以下の「TEDICT」がおすすめです。(有料ですが)
0.4倍速~2.1倍速まで速度を調整できますし、一文のリピート機能もついているので、聞き取れない部分を無くしていけますよ。
海外から来た研究者の社内講演会に参加した時
海外からの研究者が社内で講演会をしてくれる時も「英語力の無さ」を痛感しますね。
スライドがあるので話していることは理解できるし、質問も思いつくのですが、質問した時の質問返しでやられるケースがあります笑
「君の質問の回答は○○さ!ちなみに今回の結果に関して君はどう思う?」
とはいえ社内講演会(英語)はジャンルにも依存しますが、意外と質問する人が少ない時があります。
そういう時に質問しておくと社内オーガナイザーの方から「さっきはありがとう」と感謝してもらえることも。
恥を切り捨てて社内講演会で積極的に質問しにいくと英語力向上の一助になると思います。
社内に来た海外研究者のおもてなしをする時
共同研究先の海外研究者が国内学会のゲストとして参加したり、「他の共同研究先に顔を出すために日本に来たぜ!」という場合。
その途中で社内に来訪され、研究ディスカッションをした後におもてなしをするケースがあります。
研究以外の話もする必要があるので、相手の出身国での最新ニュースなども事前に調べます。
ちなみに相手から日本のニュースや文化に関して聞かれることもあります。
ですので最近の国内重要ニュースや、相手が訪問した観光地などの情報も調べたりすることも。
そんな頻繁にあることではありませんが、英語力をもっと高めてから臨ませてほしいと感じるケースですね笑
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研究者は英語の必要性をもっと自覚すべき(自戒)
というわけで研究職として「英語力がもっと欲しい」と個人的に感じるシーンを5つ挙げてみました。
大体この5つに集約されるような気がしますが、やはり英語ができないのは不利だなあと感じます。
先輩に「30歳になっても英語が苦手とか言ってるやつは終わってる」と言われたことがあり、タイムリミットが迫ってます。
英語ができないとどんどんチャンスを取りこぼすので、いま英語が苦手だという人は早めに備えましょう!
というわけで当記事は以上です。
ちなみに僕が「大学生活にやっておけば良かった/やっておいて良かったこと」をまとめた記事もあなたにおすすめです。
学生時代にやっておけばよかったことを赤裸々に5つ語る【卒業まで打ち込んでおくべし】
学生時代にやっておいてよかったこと7選【卒業まで全力でやるべし】
研究職の内定率を高めるヒントを盛り込んでおりますので、ぜひ「ライバルが知らない情報」を獲得してくださいね。