■企業研究ってどうやったらいいの?
■理系就活生に特化したやり方ってあるの?
■研究職やR&D職に内定をもらった企業人からコツを聞きたい。
こんな疑問・ご要望にお応えする記事を用意しました。
ここで解説する『企業研究のやり方・コツ(理系就活生向け)』を把握してもらえれば、『あなたの内定率はグッとあがります』。
なぜなら当記事では、複数業界(製薬・食品など)から研究職・R&D職の内定をいただいた自分が、当時行っていたやり方を徹底解説するからです。
あと自分は企業エントリー数がそもそも10社以下と少なかったため、『少ない企業数で内定を取りたい』と思っている人にも役立ちます。
「ここまでやれば内定率は上がる」と自信もって言える方法論をわかりやすく具体的に解説しますので、ぜひ最後までご一読くださいね。
なお当記事の方法は真似してOKなので、ぜひ何回も読み直して企業研究の効率を上げてください。
1. 研究職について詳しく知りたいなら➢研究職の仕事内容
2. 修士卒で研究職を目指したいなら➢修士卒研究職が磨くべき9つのこと
3. 大企業研究職で働くイメージを湧かせたいなら➢大企業研究職のメリット・デメリット
※当記事は「化学系学生のための就活」にて編集公開されました。
目次
企業研究のやり方・コツを説明する前に【企業研究の目的って?】
企業研究のやり方・コツをお伝えする前に『なぜ企業研究をする必要があるのか?』についてご説明します。
企業研究をする理由は以下の通りです。
1つずつ説明しますね。
「なんとなく受けてみようかな」と思う企業群をはじくため
企業研究の最たる目的は「なんとなく受けてみようかな」と思う企業群をはじいて『本命企業』を絞りこむこと。
就活生の中には「とりあえず評判が良い企業を片っ端から受けよう!」と50社も100社もエントリーする人がいますが、正直、時間の無駄です…。
確かにたくさんエントリーすれば、どこかの企業から内定をもらえる確率は増えるのかもしれません。
どこにも受からなかったら非常に困りますし、無い内定を危惧して大量エントリーした人を何人も知っています。
しかし大量エントリーした知り合いは以下のような負のスパイラルに陥る人が多かったので、数打ちゃ当たる戦法はおすすめしません。
- 大量エントリーで時間を浪費。
研究がおろそかになりボスから怒られる。 - 各社のES提出期限に振り回される。
質の高いES・研究概要がつくれない。 - 保険のためにエントリーした企業から軒並み「お祈り」される。
- お祈り数が増えるほど「存在否定」されていると勘違いして病む。
- 結局「本命企業」にも受からない
就活を経験した身として、少なくとも『優良企業に入るための壁』は鉄砲なんかじゃ突破できないし、ロケットランチャーくらいの破壊力がないとビクともしない。
鉄砲と比べるとロケットランチャーはそんなに無駄打ちできないので、打つべき企業を見定めるためにも企業研究は非常に大事です。
なぜ『大量エントリー』が就活でダメなのかをより詳細に解説した記事➢『数打ちゃ当たる理論』は通用するのか?
入社後のミスマッチ率を減らすため
企業研究で情報を集めると、入社後に自分がどんなことをしているかイメージできるようになります。
「研究職なら○○か△△の研究をしているだろうな、開発職なら▼▼とか□□とかの仕事かな。」
こういった『入社後のイメージ』を固められると、入社後のミスマッチ率を軽減できます。
ミスマッチはあなたも企業も両方不幸になりますし、あなたの将来のキャリアプランを台無しにしかねない。
あなたにピッタリの企業を見つけるためにも、企業研究は時間をかけて丁寧にやりましょう。
ESや面接で「御社に入りたい!」という熱意を伝えるため
企業研究を徹底的に行うと『御社に入りたいです!』と伝えるための熱意に『説得力』が出ます。
個人的な価値観で恐縮ですが『熱意には根拠が必要』だと思っています。
たとえば、
「入社したら死ぬ気で頑張ります!」とか、
「就活生の誰よりも御社に入りたいと思っています!」とか。
こういう言葉は誰でも言えてしまいますよね。
でも個々人の経験に依存して、その言葉の信ぴょう性は大きく変化します。
企業研究を徹底的にして、面接で「それだけウチを調べてくるのはすごい」と驚かせる。
そこで初めて「本気で入りたいから徹底的に調べてきました」という“熱意”が伝わります。
根拠のない熱意は、突然家に訪問してきて「あなたにピッタリの商品をお持ちしました」という押し売りのようなもの。
なぜ自分にピッタリなのかを説明する根拠が欠落しています(本当に良い商品だったとしても怪しくて買わない)。
そのように思われないためにも企業研究はとっても大事。
企業研究は『研究業績』とは異なり、誰でも時間をかければ平等に情報を収集可能です。
それゆえ時間があるうちにしっかりと企業を調査して、ライバルと差をつけましょう!
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内定率を大幅に高める企業研究のやり方・コツ【理系就活生向け】
それでは『企業研究のやり方・コツ』をお伝えしますね。
企業研究に必要な7ステップを詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね!
順々に解説していきます。
【大前提】まず何よりも自己分析をしっかりやる
『企業研究のやり方』と言いつつ、いきなり話の腰を折って恐縮ですが、まず『自己分析』を完了させてから企業研究に移りましょう。
企業研究は最低でも以下のような問いに回答できる&その回答で他者を説得できるようになってからです。
- 自分は将来何をしたいのか?そう思うのはなぜか?
- 自分が現時点でできること(≒強み)は何か?その根拠は?
- 自分が現時点で苦手とすること(≒弱み)は何か?その根拠は?
- 自分が研究を頑張るモチベーションは何か?なぜそう思うのか?
- 自分が研究開発に携わりたい理由は?
- なぜ研究で○○領域をやりたいと思うのか?他の領域ではなぜダメなのか?
『自分の就活の軸』が定義できていないまま企業情報に触れるのは危険。
一方で、自己分析をしっかりしておくと、
「この企業は確かに素晴らしいけど自分とは合わないな…」
など冷静に判断できるようになります。
それゆえ、まずは自己分析をして自分自身を徹底的に知ることをおすすめします。
なお主観ですが、自己分析は基本的に『自分史づくり』と『自らへのなぜ?なぜ?攻撃』に集約されます。
自分史づくりの方法に関しては下記記事を参考してもらえればOK。
あと「メモの魔力
「何を自分に問えばいいんだ?」と悩んでいる人は購入して損なし。
各種就活サイトに登録して「自分に合いそうな企業」をリストアップ
自己分析が完了したら、企業情報を探せる就活サイトに登録していきましょう。
たとえば以下のような就活サイトに登録するのが良いですね。
- 医薬品
- 化粧品
- 食品
- 化学
- 医療機器
- 農業・農林
- その他メーカー
こういったキーワードで検索されてくる企業を、片っ端から見ます。
あなたが重要だと考える企業選びの軸(給料、やりがい、海外経験、研究力など)に基づき、検索で出てきた企業を選別していきます。
ちなみに自分は『興味がありそうな企業を業界関係なく100社挙げる→同業界ごとに分ける→各業界で「自分の軸」に基づきTOP5ずつ残す』というやり方で企業を選んでいました。
この時点でエントリー数を20社、多くても30社に絞りましょう!
各業界の市場規模も調べておこう(伸びている業界を知ろう)
なお業界ごとに分類したら『各業界の市場規模』も調べておきましょう。
たとえば「業界動向.com」は以下のように各業界を細かく分類して市場規模を算出してくれているのでおすすめ。
食品業界を例に
- 食品
- 食肉
- 冷凍食品
- パン
- 製粉
- 菓子
- ビール
- 清涼飲料
- 水産・農林
- 飼料
あなたが一番行きたいと思う業界を選ぶのが大正義なのは間違いありませんが、いつの時代にも『伸びている業界/落ちている業界』はあります。
せっかくなら『自分が興味ある&伸びている業界』に行きたいですよね。
もし志望業界が1つに決まっているなら業界の市場規模を調べる必要はないですが、複数ある場合はぜひ調べておきましょう!
候補企業の採用ホームページを隅から隅まで読む
企業を絞ったら、次はそれら企業の採用ホームページを徹底的に読みます。
もちろん隅々まで読んでおくに越したことはありませんが、その時間がない方は以下のような情報を見ておきましょう!
- どんな人財を求めているか?(企業理念などを参考に)
- キャリアは多様な道が用意されているか?
- 若手が挑戦できる環境か?(海外留学など)
- どんな研究開発を行っているか?
- 研究開発がどう製品に繋がるか?
- 会社売上は伸びているか?
- 昨年度の採用実績は?
- 福利厚生はどうか?
- 勤務地はどうか?
- 給料はどうか?
- 副業は可能か?(これからの時代では超重要です)
なお全てではありませんが上記の情報は『四季報』にも載っています。
買って損することはないので、まだ買っていない方はぜひ以下から購入しておきましょう。
採用ホームページの調査は1社あたり半日程度を目安に
『採用ホームページを“徹底的に”読み込む』と言われると、「どれだけ時間かかるんだ…」と不安になるかもしれません。
が、実際にやってみた経験からすると『半日/1社あれば十分』ですね。
各社の採用ホームページを読み進めていくたびに調べるスピードも上がっていきます。
ちなみに採用ホームページを読んでいくうちに「良いと思っていたけど案外そうでもないかも」と思う企業が出てきます。
その場合はいったんその企業を調べるのをやめて、次の企業に行きましょう。
候補企業の過去3~5年分のプレスリリースを見る
候補企業の採用ホームページを見終わったら、次は『プレスリリース』を見ます。
プレスリリース
企業・団体が、経営に関わるニュースや、新商品・新サービスの情報をマスコミに知らせるための文書です。
プレスリリースはその企業にとって重要度が高い情報です。
新商品・新製品の発表や最先端の研究成果はもちろん、M&Aや新しいプロジェクトなどの情報がてんこもり。
プレスリリース情報を精査すればその企業の情勢は理解できるので、3~5年分は読みましょう。
なお、ここで意識すると良いのは『あなたが興味を持っている分野のプレスリリースがどれくらい出ているか?』です。
例えばあなたが『再生医療』に興味があって再生医療に関連する企業を調べていたとしましょう。
しかしプレスリリース3~5年分に再生医療の話題がほとんどなかったら、もしかしたらその企業では『花形』ではないかもしれません。
もしくは事業を立ち上げたばかりでまだ情報が出てこないかですね。
『自分の興味』と『企業の興味』が一致しているかを確かめるためにもプレスリリースは有用。
自分がその企業と本当にマッチしているかを、ここで大まかに推し量りましょう。
この段階で元々候補に挙げた企業数を半分~2/3に減らせればGOOD。
候補企業の過去3~5年分の特許を見る
プレスリリースも調べ終わったら「結構調べたのでは…?」と思い始めてくるかもしれません。
しかし『理系の企業研究』はここからが本番で、これまで調べた情報は「文理系関係なく誰でも調べる情報」です。
あなたが差をつけるべきは『優秀なライバル』であって、優秀なライバルと比べると情報量ではまだまだ横一線。
個人的経験ですが、ライバルと差をつけたいなら企業の特許情報を3~5年分チェックしましょう。
なぜなら「特許」は企業にとって生命線であり、次世代の種であり、最新の研究成果が載っているからです。
あなたにおすすめしたい特許情報サイトは、特許庁が提供してくれている「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」ですね。
サイトトップの「簡易検索」で興味がある企業名を入力すると、その企業の特許が網羅的に取得できます。
ちなみに特許情報は以下のような調べ方をするのがおすすめ。
- 3~5年の間に出た特許の技術分野を理解する(ジャンル問わず)
- 自分の専門に関わる特許は背景や結果まで読む
順々に説明していきます。
3~5年の間に出た特許の技術分野を理解する(ジャンル問わず)
ここ3~5年間で志望企業がどのような特許を出しているのかをリストアップします。
たとえば「キャリタス2021」の就職希望企業ランキング(大学院生編)でTOP5に入っているサントリーグループを見てみましょう。
「特許・実用新案」で調べると、2020年は3件・2019年は88件・2017年は150件~とヒットします。
なお上記画面右下にある「一覧印刷」や「CSV出力(100件まで)」をクリックすると、リストアップされている全904件の一覧が簡単に取得できます。
とはいえ「特許の情報を全部カテゴリー分けするとかめんどくさい!」と思う人もいると予想します。
自分がめんどくさがり屋だったので、その気持ちはよくわかります。
そんなめんどくさがり屋のあなたは、上記画面右下にある「分類コードランキング」をクリックしてください。
すると以下のような画面に変わります。
これを見るとサントリーグループは以下のような特許が多いとわかります。(第5位まで記載します)
- 277/904(30.6%):非アルコール性飲料
- 159/904(17.6%):他のアルコール飲料の調製
- 101/904(11.1%):食品の栄養改善;ダイエット用製品
- 87/904(9.62%):茶;茶の代用品
- 70/904(7.74%):有機活性成分を含有する医薬品製剤
こんな感じで、その企業の特許情勢を3年~5年まで大まかに把握するのが第一段階。
3~5年分の特許を調べるだけでも『採用ホームページだけでは見えない研究開発のリアル』がわかってきますよ。
自分の専門に関わる特許は背景や結果まで読む
志望企業の特許についてある程度わかってきたら、実際に『自分の専門に関わる特許』は背景や結果までしっかり読みましょう。
たとえばあなたが「薬理学・栄養学・細胞生物学」などを専門にするのであれば、以下のような特許に興味があるのでは?
サントリー社「特開2019-210299:ケルセチン配糖体を含有する筋萎縮抑制剤」
このような「興味あり特許」を見つけたら、以下の点に着目して読み込んでいきましょう。
■要約
文字通り特許の要約。何がしたい特許なのかはここを読めば大体わかる。
■詳細な説明
【背景技術】【先行技術文献】【発明の概要】【発明が解決しようとする課題】【課題を解決するための手段】
論文の「Introduction」に相当する。
ここを読めば「この特許は何の意義があるのか?」がわかる。
【実施例】
論文の「Results」に相当する。
Resultsは「企業が出したかった成果」であり、その成果を利用した製品が今後発売される可能性がある。
上記項目に着目して特許を複数読んでいくと『この企業なら自分の専門知識や実験スキルが活かせるぞ!』と判断できるようになります。
また、志望企業の研究開発部門が『何を研究開発のトレンドとして捉えているのか?』も把握できます。
ここまでわかれば、たとえば面接でも自信を持って「御社がよく特許で出している○○分野の知識とスキルを持っています」と言えますよね。
特許情報をしっかり調べておいて、面接で「2019年の○○に関する特許が非常に興味深くて…!」など言うとポイント上がると思います。
特許情報を制する者は、理系就活を制す。
候補企業の過去3~5年分の論文や学会発表情報を見る
特許を調べるとお腹いっぱいのように感じますが、実はまだ情報を詰め込むことができます。
過去3~5年分の論文・学会発表情報を以下の観点で調べましょう!
- どういったジャーナル誌に論文投稿しているのか?
- どんな学会に研究内容を発表しているのか?
- どういった分野の論文が出ているのか?
企業のホームページには、論文や学会発表情報をまとめているページがあります。
企業の採用ホームページだったり、研究開発といった選択タブがあったりするので、そこに飛んで載っている情報をチェックしましょう。
こういう情報を調べると「この企業はどんな研究領域に精通する人が多いのか?」とか、「どんな共同研究先があるのだろう?」などがわかります。
特に修士卒で研究職を狙うならこういった論文情報は非常に大事で、企業の論文投稿数が多ければ多いほど『社会人でPh.D取得できる可能性』があります。
それゆえ『修士で就職したいけどPh.Dも欲しい』と思っている人は、論文や学会情報をしっかりと調査しましょう!
入社後のキャリアプランを描く上で、非常に大事な情報になると思います。
企業のアニュアルレポート(統合報告書)を読む
前項までやれば理系の企業研究は完了です。
が、まだ時間に余裕がある or 本命中の本命企業の場合は『統合報告書(アニュアルレポート)』にも目を通しましょう。
アニュアルレポートとは『投資家や株主向けに毎年発行している“企業の経営情報”』をまとめたものです。
その企業の経営情報がかなり詳細に載っているので、志望企業の業績が上がっているのか下がっているのか判断するのに大きく役立ちます。
また、このレポートでは『志望企業のどの事業が伸びていて、どの事業が苦しいのか?』もわかります。
つまり、あなたがその企業で取り組みたいと思っている研究領域が事業として上手くいっているのかも判断可能。
たとえばあなたが神経科学を専門とするバイオ研究者だとして、アニュアルレポートを見たとします。
そのとき「企業としてはうまくいっているけど神経科学領域は苦しい」という情報が(ある程度)わかる。
仮に興味がある事業が苦しい場合「企業としては優良だけど違う企業にした方が良いな…」という判断も下せるようになるでしょう。
だったら神経科学が伸びている企業や、新規事業として神経科学を伸ばしていくと宣言している企業に行った方が良いですよね。
理系の企業研究をさらに深化させるためにOB/OG訪問しよう
ちなみに企業研究をここまでやったあなたにおすすめしたい次のステップはOB/OG訪問です。
企業研究で手に入れられる情報はあくまで「調べれば誰でもわかること」なので、差をつけるには「生の情報」も手に入れる必要があります。
なお「とりあえずこれ使っておけばOK」というOB訪問ツールは以下の通り。
■自分と同じ大学のOB/OGと会うなら➢ビズリーチ・キャンパス
■OB/OGに志望企業の先輩がいないなら➢Matcher(マッチャー)
ここまで企業分析したあなたがOB/OG訪問すれば、絶対に「この学生の情報量と弊社に対する熱意は凄いな…!」と思ってもらえます。
そしてOB訪問すれば「志望企業が本当に自分とマッチしているか?」も肌で感じることができます。
あなたに役立つOB訪問記事も書いています。ぜひともどうぞ。
理系の企業研究のやり方、コツまとめ!【やれば相当ライバルと差がつく】
上記で紹介した『理系向け企業研究のやり方・コツ』を理解してもらえれば、あなたはライバルと大きく差をつけられるでしょう。
最後にもう一度内容をまとめておきますね!
企業研究の目的って?
企業研究のやり方・コツ
- 【大前提】まず何よりも自己分析をしっかりやる
- 各種就活サイトに登録して「自分に合いそうな企業」をリストアップ
- 候補企業の採用ホームページを隅から隅まで読む
- 候補企業の過去3~5年分のプレスリリースを見る
- 候補企業の過去3~5年分の特許を見る
- 候補企業の過去3~5年分の論文や学会発表情報を見る
- 企業のアニュアルレポート(統合報告書)を読む
企業研究が終わったら
OB/OG訪問で生の情報を獲得する!
- 自分と同じ大学のOB/OGと会うなら➢ビズリーチ・キャンパス
- OB/OGに志望企業の先輩がいないなら➢Matcher(マッチャー)
もしかしたらこの記事を読んで「こんなに企業研究をする意味ある?」と思った人もいるかもしれません。
でもそう思ったあなたは「ここまでやる就活生(=ライバル)が確かに存在する」という事実を知っておくべき。
ここまでやったからかどうかはわかりませんが、実際に就活当時は落ちる気がしませんでした。
面接でも「君どれだけウチを調べてきたの?笑」と驚かれることも多々ありました。
就活の結果を見ても「大満足」と言っていいレベルだと自負します。
情報量は「熱意」に変換できるので、調べておいて損はないかなと。
なおネットを調べると「10分でできる企業研究のやり方」みたいな情報がたくさん転がっていますが、どうかそういった情報を鵜呑みにしないでください。
どう考えても10分で企業研究できるわけないですし、10分で得られる情報なんてたかが知れています。
企業研究に10分かけた人と10時間かけた人では、その企業の情報量で圧倒的な差が開くのは当たり前です。
(僕みたいな)凡人がラクしようとすると、強者に刈り取られて誰にも気づかれずに終わります。
就活はうまくいかなくても死ぬわけではないですが、自分の人生に大きな影響を与えるイベントであるのは間違いありません。
「もっとやっておけば…」と後悔しないように、凡人でもできる「圧倒的作業量」をもってライバルを倒していきましょう。
就活は競争です!
ということで当記事は以上になります。
ではではっ
1. 研究職のイメージをもっと固めたい!➢「研究職」のまとめ記事
2. 理系院生(修士卒)の就活ノウハウが知りたい!➢「院生就活」のまとめ記事
3. 就活がうまくいった先輩の研究室生活が知りたい!➢「研究室生活」のまとめ記事