○企業ってどんな人財を求めているのかイマイチわからない
○企業人から見て「一緒に働きたい」と思う学生の特徴教えて!
当記事では上記の疑問・ご要望にお答えします。
✔ 本記事の内容
- 技術系人事から聞いた「一緒に働きたい」と思う学生の特徴5つ
- 求められる特徴を身に付けて「一緒に働きたい」と思われる学生になろう
大手企業で研究職に従事しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)です。
就活でエントリーしたのは10社以下で、製薬・食品など複数分野から研究開発職の内定をいただきました。
あなたは就活において「あの企業ではどんな就活生が求められているのだろう?」と考えたことはありますか?
僕も就活時にはめちゃくちゃ同じことを考えていたので、お気持ちはよくわかります。
当記事では僕が内定式後の懇親会で人事の方から聞いた「一緒に働きたいと思う学生の特徴」に関して解説しますね。
もちろん1企業の話なので、全ての企業に当てはまる内容ではないのかもしれません。
しかしこういった情報を仕入れておくだけでも、
「なるほど、企業はそういう人材を求めているのか」
と参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 企業が求める人財像を知りたい方
- ESや面接でアピールすべきポイントを絞りたい方
- 自分の長所が企業が求める人財と一致しているかどうかを知りたい方
- 大企業の技術系職種に興味がある方
目次
技術系人事から聞いた「一緒に働きたい」と思う学生の特徴5つ
技術系人事から聞いた「一緒に働きたい」と思われる学生の特徴は以下の通りです。
- 将来実現したいこと(夢、目標)が明確
- 熱意がある(失敗にめげない)
- 素直さ・誠実さ(助言を受け入れる力)
- 自分1人でできることには限界があると知っている
- とりあえずやってみるマン
順々に説明しますね。
将来実現したいこと(夢、目標)が明確
会社に入って何を実現したい?よりもさらに一歩踏み込んで、将来実現したいことが明確な学生は非常に好印象です。
たとえあなたのやりたいことが明らかに達成困難なことだとしても、
- なぜそれがやりたいことなのか?
- どういう過去の経験からそれをやりたいと思ったのか?
- どうやってそれを達成するのか?
- その達成にはどんなこと(能力)が必要だと思っているか?
ということを自分の中で明確に定義できていれば、人事はあなたを高く評価します。
ちなみに「実現したいこと」は他人から「そんなの無理に決まってるじゃん」と言われるくらいの方が良いですね。
例えば製薬志望なのであれば、
ガンをこの世から根絶する
感染症をこの世から無くす
くらいデカい目標を掲げてみるとかですね。
熱意がある(失敗にめげない)
理系学生なら誰もが持っていると信じたい「失敗にめげない精神力(熱意)」
これは当然、企業人から見ても最も重要視される要素の1つです。
研究、開発、生産のいずれも職種でも、新しいことを試したり、改善したりする際は基本的に失敗の連続です。
僕も研究職に従事していますが、日々失敗の連続ですし、1~2年研究しても商品化に繋がる成果を出せないということも普通にあります。
1回やってもダメ、10回やってもダメ、100回やってもダメ。
でも101回目でようやくうまくいきました…!
ということを覚悟している学生は企業人から見ても高評価ですね。
○○という成果を出すために100回くらい失敗して、そこで色々な可能性を検討してようやく成果創出に繋がりました!
というエピソードを持っている学生は強い。
あと意外かもしれませんが、大事なのは研究力よりも熱意です。
なぜなら研究力は後からいくらでもつけられますが、研究に対する熱意は他人にはどうすることもできませんので。
だからこそ学生時代にどれだけ研究で成果出したかよりも、どれくらい研究そのものが好きか?ということを熱く語ってくれる学生の方がウケが良いです。
実際に人事もそういった学生を採用したがっている傾向があります。
素直さ・誠実さ(助言を受け入れる力)
ウケが悪い、一緒に働きたくない就活生の特徴は「いや、でも、だって」を冒頭に持ってくる人です。
他人の意見を否定・言い訳から入る人は伸びません。
なぜなら他人の意見を受け入れなければ、成長のきっかけはいつも自分自身で生み出すしかないから。
自分自身で欠点に気付き、それを改善していくってものすごく難しい。
ヒトは自分の欠点に目を向けたがらないものです。
他人から言われて初めて「あれ、自分ってここ直した方がいいのか…?」ということに気づくことが多い。
他人のアドバイスなんて聞かない!余計なお世話!
自分は自分のやりたいようにやる!でも困ったときは力を貸せ!
先輩や上司は後輩(部下)を成長させるのが仕事だから、それができないやつは無能だ!
こういう思想の人はたまーにいて、確かに意見としては一理あるかもしれません。
言ってることは正論の1つかもしれませんが、人間は「感情で動く生き物」だということを理解していないと思います。
自分の時間を割いてアドバイスしてくれた人には全力で感謝する。
そしてそのアドバイスをまず試してみる。
1回じゃなくて5回、10回と繰り返しやってみる。
これを継続的に行える素直さ・誠実さがあるかどうかで、社会人になってから伸びる人・伸びない人が明確に分かれます。
人事の方はそこを見ていますよ。
自分1人でできることには限界があると知っている
自分1人でできることには限界があると気づいている学生さんは評価が高いようです。
自分がわからないことを人に聞くのは申し訳ない…
○○さんの時間を無駄にしてしまっていいのだろうか…
こういった謙虚な考え方をする学生は、普通に考えたら素晴らしいですよね。
相手の都合を一切考慮せずに自分のことしか考えない人と比べたら雲泥の差です。
ですが良い性格ではあるものの、見方を変えれば「問題解決能力が低い」もしくは「効率化の意識が低い」と思われてしまう可能性も。
企業では当然、「成果」や「利益」が求められます。
さらに言えば、いかに早く成果を出して利益を出すかが非常に大事です。
謙虚な人は、他人に聞けば一瞬で解決するかもしれないことに膨大な時間をかけがち。
これは考え方としては立派なことですが、企業人としてはあまり褒められた行動ではありません。
他人に聞くことが最速であるならば、相手に申し訳ないという気持ちを押し殺して聞くのがベストなのです。
それゆえ「自分ひとりでできることには限界がある」と悟っている人は仕事を効率良くこなせる可能性が高い。
問題を解決するために最適な行動は何か?
と学生の頃から意識して、アドバイスをもらうべき人とよく相談している学生さんは企業から求められる人財といえるでしょう。
とりあえずやってみるマン
色々考える前にとりあえず一回やってみるか、という思考を持っている学生は企業から求められやすいです。
何事も「最初のチャレンジ」が一番不安で、かつ一歩を踏み出しにくいもの。
企業に入ったら日々新しいことに挑戦する日々が待っています。
「これ大学でやったところだ!」みたいな赤ペ○先生イベントはほとんど起こりません。
そんな状況下で求められる考え方はやはり「とりあえずやってみる」であるはずで、うまくいくかわからないから石橋を叩きまくるのはナンセンスです。
若手のうちは失敗しても許されるので、いかに失敗しまくるかが大事。
学生の頃からこの考え方を持っている人はやはり成長も早いと思うので、企業人からしてみたら「見込みあり」と判断されやすいでしょう。
求められる特徴を身に付けて「一緒に働きたい」と思われる学生になろう
というわけで「一緒に働きたい」と思われる学生の特徴について語ってみました。
確かにこういった学生なら企業から求められそうだ…。
と思ってもらえたのであれば、あなたのお役にたつ情報を提供できたのかなと思っています。
読んでみて「へー」で終わるのではなく、「ではこういった人財になるにはどうしたらいいか?」を考えて行動に移してみてくださいね。
ではではっ
僕が大企業の研究職に内定を獲得するため、学生時代にやっておいて良かったこともまとめています。
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