就活中って同期はむしろライバルなんだけど、皆どうやって接しているの?
自分の情報出したらうまく活用されて良いところだけ獲られるのでは?
就活中の同期との接し方を教えてください。
当記事では上記の疑問にお答えします。
本記事の内容
- 就活で内定率を下げる同期との接し方
- 就活で同期にすら頼れないやつが、社会に出て信頼されるはずがない
大手企業で研究しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)です。
就活では第一志望だった企業に加えて、多分野(製薬、食品など)の企業から研究開発職の内定をいただきました。
あなたは就活の時、例えば研究室同期や学部友人と志望企業が被ってしまったことはありませんか?
「え…あいつも受けるのかよ…。同じ研究室や大学からそんなに採用枠あるわけでもないから勘弁してくれ」
こんなことを思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
実はその考え方、思うだけなら良いのですが行動に出てしまうと非常に危険です。
正直、内定率がガクンと下がります。
これは「無い内定」で散っていった同期達がそういう思考を持っていたからであり、就活で失敗する人の癖がよくわかりました。
というわけで当記事では「無意識に内定率を下げる同期との接し方」に関して解説します。
数分程度でサクッと読めますし、読んでいただければ「無い内定」のリスク軽減に貢献するかと!
- 同期はライバルで倒すべき相手と思っている方
- 自分の就活進捗を同期になんとなく話したくない方
- 就活で失敗したくない方
目次
就活で内定率を下げる同期との接し方
こういう同期との接し方をしている就活生はちょっと危険だな…と思う特徴は以下の通りです。
- 同期にESや研究概要を全く見せない
- 就活の面接で聞かれた質問や手ごたえを同期にシェアしない
- 受けている企業が同期と被っていると不機嫌になる
- 就活の選考を通過した同期に祝福の言葉をかけない
- 選考で落ちた時に機嫌がすこぶる悪くて同期に八つ当たりする
順々に説明しますね。
同期にESや研究概要を全く見せない
一体どんなES・研究概要を書いているのか不明な就活生、これは危険ですね。
なぜならES・研究概要は誰かに見てもらわなければ、書類選考で全落ちする可能性があるから。
例えば僕は就活の頃、先輩や同期にESと研究概要をそれぞれ20回は見てもらいました。
そんなに見せる意味ある?という意見もごもっとも。
でも僕は不安症なので、先輩や同期に「もうお前のやつはこれ以上直さなくていい」と言われるまで修正をお願いしていました。
でもそのおかげでESと研究概要は、最初に書いたものよりも見間違えるほど良くなりました。
初めて書いたESがもはや自分で書いたとは思えず、「こんな酷いやつで提出しようと思ってたのか…」と猛省しました。
この例のように、人に見せることによって自分のESと研究概要の質は昇華する。
逆に何らかの理由で頑なに見せない就活生は、最初のESと研究概要がベストだと勘違いしています。
先輩にも同期にもESや研究概要を見せられない就活生は、内定率が激減するでしょう。
就活の面接で聞かれた質問や手ごたえを同期にシェアしない
前項と似ていますが、実際に選考で聞かれた質問や手ごたえを同期にシェアしない人は損をします。
なぜならその行動によって、同期からも有力な情報をゲットすることができるから。
例えば僕が○○社を受けたとして、他の同期も○○社を受けていたとします。
どちらが選考で先になるかは時の運ですが、選考前に密約を交わしておきます。
「どちらが選考で先になっても、必ず内容を共有すること」みたいな感じで。
そうすると○○社の情報は僕が同期に提供するかもしれませんが、同期は僕に◆◆社の情報をくれたりするんですよ。
面接の結果をフィードバックすると「その質問にはこう答えた方が良かったんじゃね?」みたいな議論もできちゃう。
これは情報をシェアした人間だけが獲得できる特権です。
このおかげで就活の面接に対するレベルが指数関数的に上がっていく。
共有する人数がいればいるほど、さらに早くレベルアップする。
一方、情報をシェアしない就活生は自分で選考の結果を反省するだけにとどまり、面接の受け答えの是非を判断できない。
仮にそこで選考に落ちても「なぜ落ちたんだ…」と悶々と一人で悩む危険性だってある。
そう考えると情報をシェアしない理由の方が絶対に少ないと思いますし、むしろ情報をシェアしないと損するレベルかと。
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受けている企業が同期と被っていると不機嫌になる
自分の本命だと思っている企業に、同期も受けるとなったら不機嫌になる人は要注意。
なぜなら同期がどこの企業を受けようとも、あなたのパフォーマンス力が変わるわけではないからです。
また、その同期にとっても就活は人生に影響を与えるイベントですので、あなたの気持ちを汲む可能性は低いです。
僕が聞いた知り合いの話では、「研究室同期内で受ける企業が被らないように調整しよう」と言い放った強者がいたようです。
しかもまず自分が受けたい企業リストを同期に提示し、「これ以外の企業に受けるようにしてね」と提案したという…。
「同期が同じ企業受けたら、どちらか1人しか受からないじゃないか!」
というあなたの気持ちも確かにわかります。
しかし就活は「競争」であり、あなたがその同期を凌駕すればいいだけです。
その「受けさせないようにする策」は、競争の前に下剤を入れて戦闘不能にするようなもの。
正直、せっかく今まで付き合ってきた同期からの信頼が失墜する危険性があります。
あなたがそのやり方で無事に志望企業に受かれば良いのかもしれませんが、もし受からなかったら?
行きたい企業にも行けず、同期との仲も崩壊するのは悲劇でしかありません。
同期が受ける企業に介入するのは不可能なので、嫌なら正々堂々と競争して倒しましょう。
正々堂々なら仲がこじれることはありません。
就活の選考を通過した同期に祝福の言葉をかけない
「1次選考通ったぞ~!」「内定出た!」と言う同期に「おめでとう!」と素直に言えない人は注意。
なぜなら他人の成功を祝えないやつが、自分のことを祝ってもらえるはずがないからです。
例えばこれはスポーツに例えてもらえるとわかりやすいと思います。
就活の選考通過を祝うって、ホームラン打った野球選手やシュートを決めたサッカー選手を称えるのと同じようなものですよね。
確かに「自分がうまくいっていないのになんであいつだけ」と思ってしまうことがあるのはわかります。
ぶっちゃけ僕も研究で同期が先に良い結果を出したら「先越された―!チクショウ!」って思ったりします笑
でもその自分の感情と、同期を祝わないことはまったく関係ないんですよね。
一緒に過ごしている同期にすらお祝いの言葉をかけられない就活生は余裕なさすぎるので、もっと周りに心を開きましょう。
選考で落ちた時に機嫌がすこぶる悪くて同期に八つ当たりする
就活の結果次第で機嫌が乱高下する就活生は要注意。
周りは何も言いませんが、評価や信頼を徐々に失っていくからです。
例えばまたまた僕の知り合いの話で恐縮ですが、就活でいなかった日の翌日に機嫌がめちゃくちゃ悪い人がいました。
周りには情報を出さないけど、「ああ…多分あいつ○○社の選考うまくいかなかったんだな」ということがわかる。
そういう時は何を話してもこちらの揚げ足をとってくるし、正直「なんだこいつ…」って思うこともありました笑
行きたかった企業に落ちてモヤモヤしている気持ちはよくわかります。
ただそれを無意識的とはいえ、周りにぶつけてモヤモヤを晴らそうとするとかダサすぎます。
うまくいかなくて機嫌悪くなってる暇があるなら「なぜうまくいかなかったのか反省しろ」って当時はめっちゃ思ってました。
失敗からいかに早く立ち直るかが大事でして、失敗を悔い続ける人は人生で損します。
失敗した時こそ周りに対してニコニコしているようにしましょう。
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就活で同期にすら頼れないやつが、社会に出て信頼されるはずがない
というわけで「こんな同期との接し方をしている就活生は危険」という特徴について解説しました。
あなたの周りには当記事に該当するような同期はいるでしょうか?
もしくは当記事を見て「ヤバい、該当している…」とドキッとしたでしょうか?
少なくとも上記に挙げたような思考でいると、社会に出てから苦労するのも明白です。
同期をライバルと見立てて自分を奮起づけるのは大事ですが、なりふり構わず倒したもん勝ちと思ってしまうのは不幸。
同期にすら頼れない人間が社会に出てから周りを頼る人間になるはずもないので、今のうちに思考矯正していくのがおすすめ。
僕がよく読み直している下記の書籍でも語られていますが、世の中で成功する可能性が高いのは「Giver(よく与える人)です。
どんどん同期に頼って、どんどん情報を共有して、1人では集めきれない情報量を片手に就活を勝ちぬいてくださいね!
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ではではっ
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企業研究者になりたいあなたにとって役立つ内容が絶対にあるはずです。
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