<当記事でわかること>
■ホワイト企業で魅力的だと思うところ
■ホワイト企業が今後安定かどうか
当記事はホワイト企業のメリット・今後の働き方を知りたい就活生に向けた記事です。
執筆者(@cryptobiotech)は修士課程を卒業後、大手企業の研究職として日々働いています。
(おそらく)世間的に“ホワイト企業”と称される企業群の1つに所属しております。
就活生であるあなたも、同じようなことが気になるのではないでしょうか?
確かに「ホワイト企業」は労働環境も整えられており、有休も取りやすいなど良い面は多くあります。
就活生なら誰でもブラック企業よりホワイト企業に行きたいですよね。
ただし“ホワイト企業か否か”だけで企業を妄信的に選ぶと人生で損する恐れがあります。
ホワイト企業にも必ず“懸念事項”はあり、それらもしっかり踏まえたうえで就活に臨むべき。
というあなたに向けて、当記事ではホワイト企業の“中の人”としてホワイト企業の現実を解説します。
数分で読めますし、あなたの企業選びに役立つ当記事だけの独自情報もございます。
読んで得することはあれど損することはないので、最後までぜひご覧ください。
目次
ホワイト企業は存在しない?本当にあるのか?入社して感じた3つのメリット
実際にホワイト企業と称される企業で働いて3年以上経って感じる「メリット」は以下の通りです。
ホワイト企業は短期(2~3年)、中期(3~5年)で見たら確かに魅力的と言えます。
順々に見ていきましょう。
ワークワイフバランスを意識できる
ホワイト企業では「ワークライフバランス」を意識した働き方が可能です。
例えば僕の例で説明すると、本業後に副業(ブログ、投資)にもしっかり取り組めるみたいな感じです。
ブラック企業だと朝早くから業務が始まって夜遅く(終電間際)まで仕事をすることがザラにあります。
ブラック企業だと平日の業務後に副業をやってる暇・体力的余裕はないのかなと。
それを考慮すると本業後に「副業しようかな」という体力が残るという点がホワイト企業のメリットだと考えます。
福利厚生が非常に充実している
福利厚生は正直、かなり恵まれていると感じます。
例えば社宅制度が充実しており、家族で住んでも困らない広さ(2LDKや3LDK)の部屋が月々数万円で住めるのは非常にありがたい。
本来こちらで負担するべきお金を会社側が一部負担してくれるという点もホワイト企業のメリット。
様々な価値観を持つ人と出会える
非常に様々な価値観を持った人たちが集まっている点が、ホワイト企業のメリットだと感じます。
中には「この人は自分の価値観には全く合わない!」という人もいますが、
「こんな素晴らしい人と出会えてよかった」
「この人だったらどこまでもついていくぞ!」
と心から思えるような先輩や上司もいます。
様々な価値観の人と出会えるというのは、後々かならず人生経験として活かせます。
そして「どうやったら自分と合わない人と上手くやっていけるか?」という社会で生き抜く術も日々学ぶことも可能。
あと余談ですが、僕は研究職ですのでそちらの話もしておきますね。
自分と全く違うバックグラウンドを持った研究者にすぐ話を聞けるのは素晴らしいです。
僕は細胞生物学の専門ですが、仮に「試薬メーカーから手に入らない化合物を手に入れたい!」と考えたとします。
大学だと自分でゼロから合成しないといけないかもしれませんね。
でも企業だと“合成のプロ”がすぐ近くにいて、「こういう化合物を作りたいんですけど…!」と提案すると快諾してくれる方も多いです。
生産性という観点から見るとやはり企業は圧倒的だなと思うことは多々あります。
そう考えるとホワイト企業の企業研究は、様々な経験・価値観を持った人たちと出会えるので幸せですね。
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ホワイト企業における今後の働き方【安定はもう存在しない】
前項では「ホワイト企業のメリット」について解説しました。
次に「ホワイト企業の今後」に関して、個人的に思っていることを2つお伝えいたします。
- ホワイト企業(≒大企業)でもリストラが当たり前になる時代
- 副業解禁による収益の分散化・多様化を狙うべき
これからの世の中では「ホワイト企業に入ったから人生勝ち組だ!」という考え方は捨てたほうが良いですね。
その理由を1つずつ解説していきます。
ホワイト企業(≒大企業)でもリストラが当たり前になる時代
「ホワイト企業=リストラがない」
「ホワイト企業=年功序列」
という風潮は徐々に崩壊していくと思っています。
最近はホワイト企業と称される大手企業ですら、次々と早期退職者を募集している現状があります。
銀行ならメガバンの三菱UFJ銀行、白物家電メーカーなら東芝やシャープなど。
10年前は業績悪化するなんて誰もが想像していなかった企業が、今では苦境に立たされています。
ホワイト企業に入ったからといっても、あと10年後はどうなるかわからないです。
ただ、どうなるかはわかりませんが「これは絶対に間違いない」と感じていることがあります。
「ホワイト企業に入ったら勝ち組!」はもう死語です。
むしろ今後は「会社内でどう生きるか?」よりも「個の力をいかにして磨くか?」に注力すべきと考えます。
不要な残業や、愚痴ばかりの飲み会、誰がやっても同じ結果になる雑務…。
こういったことをいかに削減して“スキルアップ”に繋がることを選択し続けるかが、これから非常に重要になるでしょう。
副業解禁による収益の分散化・多様化を狙うべき
あなたもご存知だと思いますが、2018年1月に日本政府は副業・兼業の促進に関するガイドラインを発表しました。
このガイドラインをきっかけに、大企業を始めとして副業を容認する姿勢を見せ始めています。
ただ、個人的にこの宣言は「若者たちは年金もらえないから、将来の責任は自分でとってね!テヘッ」という意味だと僕は捉えています。
この記事をご覧になっているあなたは、副業を何かされていますか?
されているのであればすでにご存じかもしれませんが、今は20代・30代で月に100万円稼ぐのも珍しくないです。
僕も副業の一環でブログを執筆しておりますが、「月に20~30万円達成!」という報告を他の人がしても「お、あの人も超えたのか」くらいの感覚。
企業生活に人生捧げるのも素晴らしいですが、それだけでは今後収入だけでなく人生経験でも差がつくようになる社会が来るのでは…と考えます。
だからこそ「大手企業×研究者」という比較的珍しい立場にも関わらず、僕は副業(ブログ&投資)に手を出しています。
- 10年後でもやっぱり大企業は健在で「お前も副業していなければ今頃出世できていたのに」と同世代に馬鹿にされるか。
- 10年後に大企業が崩壊して「どうやってお前みたいに別収益をつくればいいんだ?」と同世代から羨ましがられるか。
どちらの世界が来るかはまだ誰にもわかりませんが、僕は後者に全力賭けしようと決めました。
10年後にお会いしましょう。
ホワイト企業の定義は今後「安定」から「早く成長できるか」に変わる
というわけで「ホワイト企業のメリット・将来の動き方」について解説しました。
OB訪問で就活生から話を伺うと「安定」を重要視している人がまだ多いと感じますが、その考え方だと企業に入ってから後悔します。
これからは「安定」を求めるのではなく「早期成長」を求めるべきです。
結局のところ、日々自己研鑚して実力を日々高めていく人間が勝つので、それを実現できる環境を選びに行きましょう。
僕も「ホワイト企業」という“過去の幻想”に身を置きつつ、次なる一手を淡々を打ち続けていきます。
そして10年後は、
「会社が倒産した。もう人生終わりだ。」
ではなく、
「会社が倒産した。さて次はどこ行こう?」
と気楽に次のステップに進めるよう、これからもコツコツ副業を継続していきます。
というわけで当記事は以上です。
あと余談ですがこれからの不確実な社会を生き抜きたいのであれば、以下の書籍は絶対に読んだ方が良いです。
特に1冊目は「これからのサラリーマン理想像」を理解するための必読書。
「いつでも転職できる実力を磨くには?」
「自分の強みを発揮して副業で収益を得るためには?」
というノウハウがかなりまとまっていますし、もし読まないと、読んだ人と大きく差が開くレベルです。
ぜひこれら書籍を読んで「将来収益源を失わない人の特徴」を体現する人財になりましょう!
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